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歳寒三友図(絹本着色梅図・絹本墨画竹図・絹本墨画松図)

更新:2019年4月17日

永称寺
平成10年度登載

三つ揃って一組をなす三幅対という形式で、梅の図を酒井抱一さかいほういつ(1761〜1828)、竹の図を大窪詩仏おおくぼしぶつ(1767〜1837)、松の図を谷文晁たにぶんちょう(1763〜1841)がそれぞれ描いています。すべて大きさは縦91.7センチメートル、横32.6センチメートル。おそらく、江戸時代後期の書画会の席上において即興的に描かれた絵画だと思われます。松竹梅というよく知られた伝統的な画題を扱っていますが、それぞれの画家の特徴が見い出せる佳品です。なお、歳寒三友とは、冬の寒さに耐える3種の植物のことをいいます。
 梅の枝は、没骨もっこつ(輪郭線を描かない技法)の墨とたらし込み(色を塗ってまだ乾かない内に他の色をたらして色のにじみで独特の色彩効果を出すもの)を用い、花びらに白色胡粉ごふんを厚く塗り、花芯に緑青ろくしょう金泥きんでいを用いるなど、その装飾的な表現に抱一に代表される江戸琳派りんぱの特徴がよくあらわれています。
 竹は、節毎に少しずつ角度を変えながら調子を整えており、竹を得意とした作者詩仏の酔竹すいちく(酒に酔った際に描かれた竹)の一つです。
 松は、三幅の中では最も静的ですが、枝の伸び具合は、一見文字かと見間違えるかのように不自然に下方に伸びていながらバランスがとれているところなど、南画の大家、文晁らしさが出ています。
 本作品を所蔵する永称寺は、浄土真宗本願寺派の寺院で、山号を長久山といいます。本図がどのように伝来したかは不明ですが、永称寺は、作者の一人で根岸に住んでいた酒井抱一が出入りしていた寺院ですので、制作自体ここで行われた可能性は高いといえます。
 抱一・詩仏・文晁は、区内に居住し、各々に交際があったことが知られています。本作品は、文化・文政期(1804〜1830)の書画会を軸とした文人の交流の証拠として、また区の文化史を語る上で欠かせない作品といえましょう。


谷文晁筆 松図

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