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坂本村文書

ページID:262178834

更新日:2024年2月22日

台東区教育委員会
平成20年登載

 坂本村は後の入谷町で、現在の入谷交差点を含む一帯にありました。本文書は、明治10年から23年頃の資料13点が一括されたものです。坂本村の旧家、鈴木又八家に伝来した資料が中心で、昭和29年頃に台東区史編纂事務局に提出された後、教育委員会の所蔵となりました。現在、台東区立中央図書館郷土資料室に、貴重書として配架されています。図書館登録書名は北豊島郡坂本村地引帳じびきちょうです。
 以下の13点からなり、そのうち坂本村全体に関わる資料とみられるのは、3-(2)、4~9の7点です。なお表題のない資料は括弧で名称を示しました。
 1.善養寺地所反別届
 2.明治十年払下地反別届草案
 3-(1)地券
 3-(2)坂本村宅地反別
 4.坂本村反別帳
 5.優等宅地反別等級帳
 6.明治十一年中 村内地価取調帳
 7.優等宅地反別等級簿 反金割付之控
 8.明治九年より十二卯年改 北豊島郡坂本村地引帳
 9.北豊島郡坂本村明治十七年度村費議决
 10.戸籍面錯誤更正願
 11.地所売渡之証
 12.宅地反金壱坪当見出シ表
 13.反別帳
 坂本村は市街に隣接する農村として、明治初期には、米・蓮根のほか、朝顔・菊・金魚・鯉・焼塩・煙管きせる・焼物などを生産していました。しかし明治中頃から住宅地として発展して、明治24年には、入谷町と改称されます。朝顔や金魚などの特産物も、市街化にともない衰微していきました。
 本文書はこれらの特産物が生産されていた時期のもので、農村であった坂本村の状況を示しています。台東区域の古文書が区内に現存することは稀少であり、特に農村部の状況を示す資料として貴重なものです。

お問い合わせ

生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)

電話:03-5246-5828

ファクス:03-5246-5814

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