台東区スポーツ振興基本計画

　「台東区スポーツ振興基本計画」は、区がスポーツ基本法に基づき定める、スポーツの推進に関する総合的な計画です。
　本計画は、平成29年3月に策定し、区民等と協働しながら、スポーツを振興してきました。
　東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されたことや新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえ、一部計画の見直しを行い、令和5年から令和9年までの5年間を計画期間とする新たな計画を策定します。

　「みんなが」には、「ライフスタイルが多様化する中で誰もがスポーツに親しむ」という意味や、誰でもスポーツができる社会を作るという意味があります。
　「つながり」には、下町人情のつながりという台東区の地域特性や、台東区教育大綱の理念である絆や地域力、さらには東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をきっかけにした人々のつながりという意味があります。
　「輝く」には、台東区教育大綱の自己実現・信頼・尊敬という理念、スポーツ権の明文化を受けて、スポーツの力で輝き、障害のある方の社会参加を進め、台東区を躍進させるという意味があります。
　これらをスポーツでつなぎ、『スポーツで みんなが つながり 輝く 台東区』を基本理念として掲げます。

　令和5年度から令和9年度までの5年間

【基本目標1】生涯スポーツ社会の実現
　スポーツ振興のソフト事業を対象とし、子供から高齢者までスポーツの機会を提供します。
●目標　　　　　　　成人の週1回以上のスポーツ実施率　70％
●対象となる施策　・子供の体力向上［重点施策］
　　　　　　　　　・高齢者が健康に暮らせるスポーツ施策の充実
　　　　　　　　　・働き盛り・子育て世代への支援
　　　　　　　　　・身近なスポーツ環境づくり
　　　　　　　　　・スポーツを支えあうひとのつながり
　　　　　　　　　・スポーツに関する講座の開催・情報発信

【基本目標2】スポーツのできる環境の整備
　スポーツ振興のハード事業を対象とし、スポーツのできる環境を整備します。
●目標　　　　　　　区立スポーツ施設年間利用者数　70万人
●対象となる施策　・台東リバーサイドスポーツセンター屋外施設の整備［重点施策］
　　　　　　　　　・バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進
　　　　　　　　　・快適に利用できるスポーツ施設の運営
　　　　　　　　　・身近な運動場所の確保

【基本目標3】スポーツにより支えあう社会の実現（障害者スポーツの推進）
　障害の有無に関わらずスポーツに親しめる環境を整備します。
●目標　　　　　　　障害者スポーツへの関心を持つ区民の割合　70％
●対象となる施策　・障害のある方がスポーツを始めるきっかけづくり
　　　　　　　　　・障害者スポーツを継続できる環境づくり
　　　　　　　　　・障害者スポーツを通じた相互理解［重点施策］

【東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のスポーツレガシーの視点】
　計画のすべての基本目標に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のスポーツレガシーの視点を加えて取り組むことで、さらなるスポーツ振興を図ります。

　台東区スポーツ振興基本計画の本編及び概要版については、「台東区生涯学習推進計画」と合冊となっております。
　

※スポーツ振興基本計画は第3編からです。

　台東区スポーツ振興基本計画（中間のまとめ）に対するパブリックコメント（意見公募手続）を令和4年12月16日から令和5年1月6日まで実施したところ、皆様から貴重なご意見をいただきました。誠にありがとうございました。
　お寄せいただいたご意見と、ご意見に対する区の考え方は、次のとおりです。