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第2章 具体的な対応策

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更新日:2010年10月22日

1 小学校について

(1)特色ある教育と開かれた学校づくりの推進

 現在、各小学校では、農業や福祉施設での体験学習など、学習活動を創意工夫するなかで、児童相互の思いやりの心や温かな人間関係を育て、主体性と創造性を育む教育を推進しています。
 小学校は、地域に開かれた学校という観点から、学校・家庭・地域との連携や学校相互の連携、交流に特色を持たせた教育の一層の充実が期待されています。
 教育委員会は、今回の適正規模適正配置により統合する学校については、「基礎学力の形成」「国際化や情報化に対応する教育」「地域の文化や産業を生かした教育」など、特色ある教育と開かれた学校づくりを積極的に推進していきます。

(2)具体的な対応

 1.柳北小学校への対応

  • 育英小学校と統合し、1小学校区とします。
  • 統合の時期は、平成13年4月1日とします。
  • 統合後の学校の位置は、原則として育英小学校の位置とします。しかし、今後両校の保護者など学校関係者の話し合いによる合意に基づき、変更する場合もあります。
  • 統合後の学校の名称は、両校の保護者など学校関係者の話し合いの結果を尊重します。話し合いが整わない場合は、平成12年11月末日までに教育委員会が決定します。

柳北小学校の児童数は、平成9年度以降100人を下回り小規模化が進行している状況を考慮し、緊急に対応する必要があります。
そのため、地域や進学中学校とのつながりから、育英小学校と統合します。

 2.待乳山小学校と田中小学校への対応

  • 待乳山小学校と田中小学校を統合し、1小学校区とします。
  • 統合の時期は、平成13年4月1日とします。
  • 統合後の学校の位置は、待乳山小学校とします。
  • 統合後の学校の名称は、両校いずれかの名称のうち両校の保護者など 学校関係者の話し合いの結果を尊重します。話し合いが整わない場合は、平成12年11月末日までに教育委員会が決定します。
  • 統合後、児童数の減少により、さらに対応が必要であると判断した場合は、通学区域を答申のとおり変更します。

両校の児童数は、100人を下回っています。田中小学校は、欠学年が生じている状況も考慮すると、緊急に対応する必要があります。答申では、両校とも通学区域を変更することが提言されています。
これに対し、両校のPTA会長及び地元町会長などから地域の学校として統合したいとの要望があります。
そのため、両校のこれまでの地域における役割に配慮して、待乳山小学校と田中小学校を統合します。

 3.忍岡小学校への対応

  • 忍岡小学校は、答申内容による通学区域の変更のほか、統合についても保護者など学校関係者と話し合いを行い、遅くとも平成17年4月1日までに対応策を実施します。

PTA会長や学校関係者から、通学区域の変更ではなく、地域環境や学校と地域とのつながりに配慮するよう要望があります。
そのため、忍岡小学校のこれまでの地域における役割に配慮し、引続き答申による対応や統合について話し合いを続けます。

 4.台東小学校への対応

  • 金曽木小学校と統合し、1小学校区とします。
  • 統合後の学校の位置は、金曽木小学校とします。

今後も引続き、両校の保護者など学校関係者と話し合いを行い、遅くとも平成17年4月1日までに対応策を実施します。

台東小学校のPTA会長や学校関係者から、直ちに統合しないよう要望があります。
そのため、答申内容を尊重し、今後も理解を求める方向で話し合いを続けます。

 5.小島小学校と済美小学校への対応

  • 小島小学校及び済美小学校は精華小学校と統合し、1小学校区とします。
  • 統合の時期は、平成14年4月1日とします。
  • 統合後の学校の位置は、精華小学校とします。
  • 統合後の学校の名称は、関係各校の保護者など学校関係者の話し合いの結果を尊重し決定します。
  • 統合後の学校は、より良好な教育環境をすみやかに整備する必要から、財政状況を考慮しつつ、学校整備計画に位置付けます。

精華小学校、小島小学校、済美小学校のPTA会長から3校で統合したいという要望があります。
そのため、両校への対応は、地域とのつながりなどを勘案し3校の統合とします。

 6.根岸小学校への対応

  • 平成13年度の新入学児童から、学級編制により対応し、平成18年度までに段階的に学校の規模を適正な規模とします。

根岸小学校は、これまでの就学状況や就学予定の幼児人口から将来的にも適正規模を上回ると予測されています。
そのため、台東区外からの児童の就学を抑えるなどの対応により、適正規模を確保します。

2 中学校について

(1)特色ある学校づくりの推進

 現在、各中学校はそれぞれの歴史と伝統のもと、創意工夫によってテーマを定め、特色ある学校づくりに取組んでいます。さらに今後も以下のようなテーマを取上げていくことが期待されています。教育委員会は、今回の適正規模適正配置により統合する学校については、この取組みを積極的に推進していきます。

[例示]

  • 国際理解教育を特色とする中学校

   英語教育の充実と異文化理解の促進
   海外の児童・生徒との交流機会の拡充
   海外帰国児童・生徒等の教育の充実

  • 文化・芸術を特色とする中学校

   大学・文化施設等と連携した教育の推進
   特色ある高校等への進学指導

  • 情報教育を特色とする中学校

   インターネット等の情報システムを活用した教育活動の充実
   情報モラルの育成

  • 環境教育を特色とする中学校

   人と自然との共生を理解する教育の充実
   環境と生活との関わりを理解する教育の充実
   リサイクル体験学習等地域に根ざした環境教育の推進

  • 中学校・高校連携教育を推進する中学校

   特色ある教育を実践している都立高校と関連した教育課程の編成・実施
   施設等の相互活用や教員の相互指導支援

  • 体育・自然体験を特色とする中学校

   保健体育教育等及び部活動の充実
   特色ある高校等への進学指導
   霧ヶ峰学園等を活用しての野外活動や自然観察活動の充実

  • 福祉に関する理解と実践を特色とする中学校

   思いやりや社会性等豊かな人間性を養う教育の充実
   ボランティア活動や福祉施設での介護体験学習の充実

  • 地域産業教育・勤労体験を特色とする中学校

   技術・家庭科教育等及び部活動の充実
   地域産業での体験学習
   総合的な学習の時間や選択教科の充実(地域の専門家を指導者として導入)

(2)具体的な対応

1.下谷中学校と竜泉中学校への対応

  • 下谷中学校と竜泉中学校を統合し、1中学校区とします。
  • 統合の時期は、平成14年4月1日とします。
  • 統合後の学校の位置は、下谷中学校とします。
  • 統合後の学校の名称は、両校の保護者など学校関係者の話し合いの結果を尊重し決定します。

両校の学級数は、今後も6学級以下で推移すると予測されています。
そのため、地域や小学校とのつながり及び就学状況から、下谷中学校と竜泉中学校を統合します。学校の位置は、学校施設の状況、心身障害学級の施設規模を考慮し、下谷中学校の位置とします。

2.蓬莱中学校と今戸中学校への対応

  • 蓬莱中学校と今戸中学校を統合し、1中学校区とします。
  • 統合の時期は、平成14年4月1日とします。
  • 統合後の学校の位置は、今戸中学校とします。
  • 統合後の学校の名称は、両校の保護者など学校関係者の話し合いの結果を尊重し決定します。

統合後の学校は、より良好な教育環境をすみやかに整備する必要から、財政状況を考慮しつつ、学校整備計画に位置付けます。

蓬莱中学校及び今戸中学校の学級数は、ともに6学級程度で推移すると予測されています。
そのため、地域や小学校とのつながり及び就学状況から、蓬莱中学校と今戸中学校を統合します。

3.台東中学校への対応

  • 御徒町中学校と統合し、1中学校区とします。
  • 統合の時期は、平成14年4月1日とします。
  • 統合後の学校の位置は、御徒町中学校とします。
  • 統合後の学校の名称は、両校の保護者など学校関係者の話し合いの結果を尊重し決定します。

台東中学校の学級数は、5学級程度で推移すると予測されています。
そのため、施設の規模を考慮し、台東中学校と御徒町中学校を統合します。

お問い合わせ

学務課学事係

電話:03-5246-1411

ファクス:03-5246-1409

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