このページの先頭です
このページの本文へ移動

検察審査会

ページID:202737983

更新日:2010年10月22日

検察審査会をご存知ですか?

Q 検察審査会とは?

 検察審査会とは、検察官が被疑者(犯罪の嫌疑を受けている者)を裁判にかけなかったことの是非を審査する組織で、全国の地方裁判所と主な地方裁判所支部の所在地にあります。
 それぞれの検察審査会は、選挙権を有する国民の中からくじで選ばれた11人の検察審査員により構成されています。

Q 検察審査員とは?

 検察審査員は、選挙人名簿から無作為で選ばれ、いわば一般の国民を代表して、検察官の不起訴処分が国民の常識からみて妥当かどうかを判断します。特に法律的な専門知識は必要ありません。検察審査員の任期は6ヶ月です。

Q 検察審査員の選定方法は?

 まず、選挙人名簿登録者の中から、無作為に選挙管理委員会の行う「くじ」により検察審査員候補者が選定されます。
 さらに、候補者の中から検察審査会事務局の行う「くじ」により検察審査員または補充員(検察審査員に欠員がでたときや欠席したときに、代わりに検察審査会の会議に出席する人)が選定されます。
 

Q 検察審査員に選ばれたら?

 検察審査員または補充員に選ばれると、検察審査会事務局から選任された旨と会議への出席を依頼する旨の書面が届きます。

Q 審査はどのようなときに行われるの?

 犯罪の被害にあった人や、犯罪を告訴・告発した人から、検察官の不起訴処分を不服として検察審査会に申し立てがあったときに審査を始めます。
 また、検察審査会は、被害者などからの申し立てがなくても、検察官が不起訴処分にした事件を職権で取り上げて審査することもあります。

Q 審査の方法は?

 検察審査会は、検察審査員11人全員が出席した上で、検察審査会議を開きます。
 検察審査会議では、検察庁から取り寄せた事件の記録を調べ、必要に応じて証人を呼んで、事情を聞くなどし、検察官の不起訴処分の善し悪しを一般国民の視点で慎重に審査します。
 また、検察審査員の自由な討論を保障し、被疑者とされた人の人権を守るため、検察審査会議は非公開で行われます。

Q 審査の結果は?

 検察審査会で審査した結果、さらに詳しく捜査をすべきである(不起訴不当)とか、起訴をすべきである(起訴相当)という議決があった場合には、検察官は、この議決を参考にして事件を再検討します。その結果、起訴をするのが相当であるとの結論に達したときは、起訴の手続きがとられます。

Q これまでに検察審査会が審査をした事件は?

 これまでに全国の検察審査会が審査をした事件には、水俣病事件、日航ジャンボジェット機墜落事件、薬害エイズ事件、明石花火大会事件といった社会の注目を集めたものもあります。
 また、検察審査会が審査した結論に基づいて、検察官が再検討した結果、起訴した事件の中には、懲役10年といった重い刑に処されたものもあります。

詳しい内容は下記へお問い合わせください。

〒100-8920 東京都千代田区霞が関1丁目1番4号
東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎

  • 東京第一検察審査会事務局(電話:03-3581-2877)

お問い合わせ

選挙管理委員会事務局

電話:03-5246-1461

ファクス:03-5246-1459

本文ここまで

サブナビゲーションここまで