令和3年度⼀般会計予算等を可決 3年度予算(⼀般会計予算1,063億円)

主な事業をお知らせします。

防災アプリの充実・強化
 区が運用している防災アプリ「台東防災」を改修し、風水害時の情報発信や避難行動の支援の充実・強化を図ります。また、事前の防災対策や震災時の避難行動において重要となる居住地の町会名を確認できるよう機能強化を行い、地域での「共助」の更なる向上につなげます。

利子及び信用保証料補助
 令和2年1月以降に区融資制度を利用した区内中小企業者の返済の負担を軽減するため、借換特別融資として新たに「新型コロナウイルス感染症対策借換特別資金」を実施します。また、台東区経営持続化特別資金の受付期間を延長し、区内中小企業の資金繰りを支援します。

特別養護老人ホーム「浅草」大規模改修
 施設の老朽化や、入所者の要介護度の重度化等の身体状況の変化に対応するため、大規模改修を実施します。主な改修点として、一人あたりの居室面積の拡大や浴室・トイレの充実等による居住環境の改善、手洗い場の増設等による感染症対策、自家発電機の能力増強による防災性の向上を図ります。令和3年7月より工事に着手し、令和4年10月に施設を再開する予定です。


予算特別委員会

 2月12日開会の本会議で、令和3年度一般会計及び特別会計の各予算案が区長から提出されました。
 これを受けて、議会はただちに16名の委員で構成する予算特別委員会を設置し、8日間にわたり審議しました。
 3月22日には総括質問を行い、採決の結果、いずれの会計予算も原案どおり可決すべきものと決定しました。
 なお、一般会計予算及び国民健康保険事業会計予算については、修正案が提出されましたが、いずれも否決すべきものと決定しました。
 3月26日開会の本会議では、予算特別委員会での審議経過や結果について委員長報告があり、反対者からの少数意見報告の後、委員会の決定どおり可決されました。

予算特別委員会委員
委員長 望月元美、副委員長 堀越秀生、拝野健、松村智成、掛川暁生、中村謙治郎、石川義弘、河井一晃、松尾伸子、寺田晃、鈴木昇、伊藤延子、早川太郎、太田雅久、青柳雅之、小菅千保子(委員は議席順)


令和3年度予算の概要

会計別予算の規模

会計名 3年度予算額 2年度予算額 比較  増減率(%)
一般会計 1,063億円 1,037億円 26億円の増 2.5%の増
国民健康保険事業会計 229億2,400万円 231億2,800万円 2億 400万円の減 0.9%の減
後期高齢者医療会計 51億6,600万円 50億5,200万円 1億1,400万円の増 2.3%の増
介護保険会計 175億5,400万円 168億1,000万円 7億4,400万円の増 4.4%の増
老人保健施設会計 1億6,300万円 1億2,940万円 3,360万円の増 26.0%の増
病院施設会計 3億 418万円 4億8,928万円 1億8,510万円の減 37.8%の減
合計 1,524億1,118万円 1,493億 868万円 31億 250万円の増 2.1%の増

 

10,000円の使われ方 令和3年度一般会計当初予算額を1万円に換算して目的別に表したものです。

民生費3,497円
高齢者や児童、障害のある方、生活に困っている方への給付にかかる費用
主な事業:生活保護、障害福祉サービス、子供育成活動支援、特別養護老人ホーム「浅草」大規模改修

教育費2,373円
学校・保育園の整備・運営、生涯学習の振興にかかる費用
主な事業:学校園等情報配信システム、小・中学校ICT教育の推進、私立幼稚園・こども園・保育所等感染症対策補助、アスリートから学ぶLet’s Enjoyスポーツ

総務費1,342円
災害対策、区民館等の運営にかかる費用
主な事業:キャッシュレス決済の導入、デジタル行政窓口の整備、災害対策本部機能の充実、東京オリンピック・パラリンピック大会推進

衛生費891円
健康づくり、環境の保全、清掃事業にかかる費用
主な事業:患者発生時防疫措置、産後ケア、花の心プロジェクト

土木費558円
まちづくりの推進、道路・公園の整備にかかる費用
主な事業:東上野四・五丁目地区まちづくり推進、密集住宅市街地整備促進、安全で安心して住める建築物等への助成、無電柱化の推進

産業経済費348円
地域産業の振興、消費者保護にかかる費用
主な事業:経営相談、利子及び信用保証料補助

文化観光費138円
文化・観光事業の振興にかかる費用
主な事業:講演会シリーズ「江戸から学ぶ」、江戸をたずねる、障害者アーツ

その他853円
区議会の運営、特別会計への繰出金、特別区債の償還にかかる費用