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平成22年度寄贈 「 寧日 」 菊地 武郎

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寧日

寧日

寧日

寧日

( 平成5年 東京藝術大学大学院日本画専攻修了制作 )

制作者より制作ノートから
寧日は穏やかに家庭でくつろぐ日(休日)。
取材の地は敦煌の東にある安西のあたりの民家を描く。町並も泥色でほこりぽく砂風がヒューと通り抜ける地の寧日の休日、羊草が優しい緑をそえる。
敦煌の町は紀元前111年漢の武帝が群を置いた、当時は沙州と呼ばれたシルクロードの要衝の一つ。西城唐代には莫高窟の建設(石窟は仏教芸術)又、東西貿易の中継地文化の都となった。
そんな文化の交差点を思い、人々の生活も思い、厳しい自然の条件下で喧噪を離れた静かな生活を描いてみた。1993年ごろの様子だが現在は文化遺産は守られているが、庶民の生活の様子はどうだろうか・・・。
区長賞受賞作品平成2年度日本画「通過地点」