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台東区ヴァーチャル美術館では、区が所蔵する美術作品(日本画 油画 版画)を紹介いたします。

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急就章塼
( きゅうしゅうしょうせん )

後漢

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作品解説 漢時代に作られた、初学のための文字学習の教科書『急就章』の冒頭が刻まれた塼(せん)。文字を効率よく覚えることができるよう、人名や、意味の似通う字が三文字程度の単語や文章にまとめられている。南北朝の梁時代に『千字文(せんじもん)』が作られるまで重宝された。

この作品の材質は塼。現在のレンガに相当するもので、粘土を型入れして焼成し、宮殿、墳墓などの壁面、床を装飾するために用いられた。この「急就章塼」は、教場の壁にはめ込んで学童の識字学習に使用されたと考えられるもので、非常に貴重な作例である。

後漢時代の日常的な書は、隷書の字形を崩し、早書きしたものであった。同時代の細い木簡のように限られた横幅ではないため、横画、斜画がのびのびと勢いよく書かれている。
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