菓子木型作り
ページID:136580488
更新日:2018年3月25日
鈴木敏信
平成6年度指定(同29年認定解除)
菓子木型は、落雁や練り物等の和菓子を作る道具として、江戸時代初期までに考案されました。当初は、円や三角形のように簡単な形でしたが、元禄年間(1688~1703)には華麗な文様の木型が誕生したようです。
江戸時代の上野や浅草には、金沢丹後・
鈴木敏信さんは、昭和10年4月6日宮城県山元町に生まれ、昭和25年上京して浅草田島町(現、西浅草2丁目)の菓子木型職人柏木喜久次郎の弟子となりました。当初、鯛木型の粗彫り〈あらぼり〉の仕事を与えられたそうです。鯛は花・果実に比べ輪郭が大まかであることから、初心者は鯛から仕事を覚えたということです。また、休日は、鑿用の刃金や柄となる木材を仕入れ、使いやすい刃先や柄を自身で調整することに費やしたそうです。
こうして、柏木喜久次郎の元で江戸時代以来の伝統的な技術を修め、昭和60年には成田山新勝寺の寺紋である
鈴木さんは廃業なさり、平成29年11月に台東区から転出されました。
菓子木型職人の鈴木さん
鈴木さんの作品
お問い合わせ
生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)
電話:03-5246-5828
ファクス:03-5246-5814
