護国院版木 附 印章等
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更新日:2019年7月31日
護国院
平成29年3月登載
護国院は天台宗に属する寺院で、寛永寺の子院の一です。安置される大黒天は人々の信仰をあつめ、谷中七福神のひとつとしても知られます。
当院には、近世後期から近代にかかる、護国院蔵板の版木111面及び印章五
本版木は大きく、(1)札類6種27面(
とりわけ(1)の札類のうち「九重守」は「紅葉守」とも呼ばれる巻子状の長大な護符で、3種の版木が、それぞれ専用に誂えた版木箱に保存されています。いずれも江戸時代に開版されたもので、識語や箱書きから、その由緒を知ることができます。
護国院版木は、江戸時代後期から近代までの絵像類や札類等、当寺への信仰に関わるものだけでなく、寺院の運営等に関わる資料も含まれています。また歴代の住職によって、幅広い関心から集められたものもあるようです。
関東大震災や戦災等で多くの文献資料を失った台東区にとって、江戸の庶民の信仰を知る上でも貴重な資料です。
護国院版木
九重守版木
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