銅鐘(浅草寺)
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更新日:2018年3月26日
浅草寺
平成20年3月登載、同27年3月指定
本銅鐘は、至徳4年(1387)の鋳造で、区内の寺院に現存する銅鐘の中で最も古いものです。総高は129.4センチメートルあります。
江戸時代の記録によると、もとは随身門(二天門)付近にあった鐘楼に、懸けられていました。明治時代以後は、伝法院の庭園に安置されていましたが、現在は五重塔院内で保存されています。
銘文の冒頭にある「豊嶋郡千束郷金龍山浅草寺」の部分は改刻されたもので、もともと本鐘は、浅草寺の鐘として鋳造されたものではなかったことがわかります。
本銅鐘を制作した
区内における唯一の中世鐘であるとともに、中世の鋳物師の活動や、鋳造技術を知る上でも貴重な遺品のひとつです。
浅草寺の銅鐘
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