銅造宝篋印塔(浅草寺)
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更新日:2013年7月31日
浅草寺
平成23年3月登載
総高は730センチメートル、塔高は520センチメートルあります。銅製、鋳造の
本塔は宝暦11年(1761)9月に日参講、塔婆講などを中心とする多くの信徒の助力によって建立されました。寄進者は700名を超え、石造
本塔を制作した西村和泉守藤原政時は、神田鍛冶町1丁目に住した鋳物師で、江戸時代前期から大正時代まで11代にわたって活躍しました。本塔を制作したのは、その年代から4代西村和泉守(安永4年[1775]没)と推定されます。作例は40例以上が知られており、妙経寺(元浅草)の銅鐘(宝暦13年[1763]銘)は、平成10年に台東区区民文化財台帳に登載されています。
安政2年(1855)の震災で被災し、破損したままとなっていましたが、明治40年(1907)、日露戦争凱旋記念のために再建されました。
本宝篋印塔は区内に現存する銅造宝篋印塔の中でも最大のもので、近世中期の鋳物師の活動や鋳造技術を知る上でも貴重な遺品のひとつであり、区の歴史を知る上でも貴重です。
銅造宝篋印塔
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