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台東区
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令和2年第1回区議会定例会区長所信表明

更新:2020年2月7日

はじめに

 令和2年第1回区議会定例会の開会にあたり、私の区政運営に対する所信を申し述べ、区議会及び区民の皆様のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。
 国は、誰もが個性と多様性を尊重され、生きがいを感じられる「一億総活躍社会」の実現に向け、改革を進めています。その中心である「人づくり革命」において、幼児教育無償化や介護職員の更なる処遇改善などを推し進めるとともに、高齢者から若者まで、全ての世代が安心できる「全世代型社会保障制度」を目指し、政策を実行しています。
 本区には、支え合いや助け合いという古くから培ってきた地域の力があります。一方で、共働き世帯の増加や核家族化の進行などにより、地域コミュニティの衰退が懸念されています。台東区が、将来にわたり活力ある都市として更なる発展を遂げていくためには、本区に息づく地域の力を最大限に活かし、誰もが安心していきいきと活躍できる環境を整備することが重要です。私は、「ひと」も「まち」も輝き、区民の皆様が誇りと愛着を持ち続けられるまちの実現に向け、本年も全力で区政運営に邁進してまいります。

東京2020大会について

 それでは、まず、「東京2020大会」について申し上げます。
 スポーツと文化の祭典であるオリンピック・パラリンピック競技大会が、いよいよ今年、ここ東京で開催されます。
 本区においても、区民や来街者が快適に過ごすことができるまちの実現に向け、バリアフリー化の推進や受入環境の整備に取り組むとともに、豊かな国際感覚やおもてなしの心を身に付けた、未来を担う子供たちを育くむため、オリンピック・パラリンピック教育を展開しています。
 また、大会の開催に合わせ、生涯学習センター1階アトリウムにおいて、本区にゆかりの選手が出場する競技を中心にコミュニティライブサイトを開催するほか、台東区循環バス「めぐりん」を大会仕様に装飾するなど、区民の皆様とともにこの世界的祭典を盛り上げる取り組みを実施してまいります。
 昭和39年の東京大会の際、開催を記念して名誉区民・朝倉文夫氏の傑作である『生誕』像をシンボルとする生誕噴水塔が、上野恩賜公園入口前に設置されました。この『生誕』像を、東京2020大会の開催に合わせて下町風俗資料館脇の不忍池を望む場所に20年ぶりに設置し、昭和と令和の東京大会の象徴として継承してまいります。さらに、文化の祭典としても注目を集める今大会は、本区に集積する文化、芸術の魅力を国内外に発信するとともに、文化の裾野を広げる絶好の機会であるため、「たいとう文化発信プログラム」に基づき、区民や団体の皆様と連携し、文化施策を展開してまいります。
 7月21日には、オリンピックの聖火ランナーがリバーサイドスポーツセンター陸上競技場から国立西洋美術館前までを駆け抜けます。また、パラリンピックの聖火リレーも8月22日に実施されます。9月6日に行われるパラリンピックのマラソン競技とともに、本区において大会の熱気や感動を味わえる機会が増えたことを、大変嬉しく思います。開催都市東京の一員として、大会の成功に向け尽力するとともに、そこで生まれた感動や、これまでの様々な取り組みをレガシーとして継承し、地域の活性化や区民生活の向上につなげてまいります。

まちづくりの推進について

 次に、「まちづくりの推進」について申し上げます。
 誰もが安全で快適に過ごせるまちであり続けるためには、本区の現況や課題を捉え、多様な主体が協働してまちづくりを進めていくことが重要です。
 昨年策定した「都市計画マスタープラン」では、交通結節機能の強化や防災機能の充実などが求められている「浅草地区」や、鶯谷駅周辺の都市基盤施設の整備などが求められている「根岸・入谷地区」などを、「まちづくり推進重点地区」として位置づけました。
 浅草及び根岸・入谷地区においては、地域の課題解決を図り、魅力あるまちづくりを一層推進していくために、ビジョンの策定に向けた基礎調査を実施し、地域の方々とともにまちづくりの方向性を検討してまいります。
 また、同じくまちづくり推進重点地区であり、上野恩賜公園を中心とした「文化の杜」を擁し、特徴的な商店街が集積している「上野・御徒町地区」は、年間を通して国内外から多くの来街者が訪れる一方、まちの高低差や動線が複雑であるため、回遊性の向上を図る必要があります。
 そこで、「上野地区まちづくりビジョン」を策定し、「杜の文化とまちの賑わいが共演する舞台 上野」を将来像に掲げ、取り組みを推進してまいります。

災害対策について

 次に、「災害対策」について申し上げます。
 近年、相次いで発生している自然災害は、日本各地に甚大な被害をもたらしています。本区においても、記録的な大雨や暴風を観測した昨年の台風第19号上陸の際には、初めて自主避難所を開設するなどの対策を講じましたが、十分な対応が図れなかった部分もありました。
 そのため、庁内で検討組織を立ち上げ、避難所の運営や災害対策本部の体制などについて検討を重ねており、風水害時の対応の更なる強化を図ってまいります。
 また、自助・共助の強化に向け取り組んでいる避難行動要支援者の個別支援計画作成及びコミュニティ防災の構築につきましては、モデル実施を通して様々な効果や課題が見えてきました。今後は、これらの取り組みの本格化・拡大化に向け、更なる検討を進めてまいります。
 都市防災機能の強化をはじめ、安全で快適な歩行空間の確保や良好な都市景観の創出を図るために、無電柱化の推進は重要な取り組みです。
 そのため、区の基本的な考え方となる「無電柱化推進計画」を策定するとともに、浅草1丁目や谷中3丁目の区道について、無電柱化の整備に向けた予備設計に着手してまいります。
 これらの取り組みをはじめとした災害対策に係る事業を一層推進することで、激甚化する自然災害から区民や来街者の生命と財産を守り、災害に強い台東区の実現を図ってまいります。

令和2年度予算案について

 次に、令和2年度予算案について申し上げます。
 国の経済見通しは、総合経済対策を円滑かつ着実に実施するなど、各種政策の効果もあいまって、雇用・所得環境の改善が続き、「内需を中心とした景気回復が見込まれる」としています。一方で、「海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある」との認識もあわせて示しています。
 本区の地域経済を支える区内中小企業の景況については、やや厳しさが和らいでいる業種はあるものの、経営上の問題点として売り上げの停滞・減少をあげている事業所が多く、依然として厳しい経営環境が続いています。
 また、区の財政状況は、歳入では、特別区民税が増となるものの、特別区交付金は、地方税を国税化して再配分する不合理な税制改正によって減となっており、今後もそのマイナスの影響により大きく減収となることを危惧しています。
 一方、歳出では、子育て支援の充実や待機児童対策、教育環境の整備、高齢者・障害者に係るサービスと施設の充実、低所得者への支援、災害対策の強化、区有施設の保全や長寿命化への対応など、様々な行政需要が増大しています。
 このような状況から、令和2年度予算の基金活用額は、景気低迷期であった平成24年度当初予算以来の規模となっており、今後より一層の健全な財政運営を推進していかなければなりません。
 令和2年度の予算編成にあたっては、「予算編成方針会議」において、区政の課題や財政状況などについて全庁的な意識の共有化を図り、区民福祉の向上に向け、必要な取り組みに対して重点的に予算配分を行いました。
 それでは、区の将来像を実現するための4つの基本目標及び「多様な主体と連携した区政運営の推進」に基づく、主な取り組みについて申し上げます。

あらゆる世代が生涯にわたって成長し輝くまちの実現について

 まず、あらゆる世代が生涯にわたって成長し輝くまちの実現について申し上げます。
 大きな社会問題になっている児童虐待を未然に防ぐためには、虐待の兆候がある家庭の早期発見と支援を行うことが重要です。
 そこで、支援が必要な家庭の児童を対象としたショートステイ事業を実施し、児童への養育や生活指導とともに、保護者支援を行うことで、児童虐待の未然防止に向けた取り組みを一層強化してまいります。
 また、国際化が進展する今日においては、子供の頃からグローバルな視点をもち、外国語の学習や異なる文化の理解に主体的に取り組むことが重要です。
 そこで、小学6年生では、体験型英語学習施設における様々な英会話プログラム体験、中学2年生では、外国語指導助手を配した実践的な英会話プログラムを新たに実施し、子供たちが外国人と英語で直接コミュニケーションすることにより、英語活用の意欲向上を図ってまいります。
 スポーツは、健康増進や地域の交流に重要な役割を果たすものです。東京2020大会の開催は、区民のスポーツに対する関心を高める絶好のチャンスです。
 そこで、平成27年度から実施している「アスリートから学ぶ Let’s Enjoy スポーツ」を、東京2020大会100日前イベントと位置づけ、区民がスポーツの素晴らしさを感じられるよう、実施種目の拡充や多数のアスリートの出演など内容を充実して開催することで、大会に向けた機運醸成を図ってまいります。
 また、区内の小学生を対象としたボッチャの交流大会を開催し、パラリンピックに向けた機運醸成と障害者スポーツの推進を図ってまいります。
 さらに、リバーサイドスポーツセンター陸上競技場について機能拡充及び利便性向上を図るために、大規模改修に向けた設計調査を実施し、スポーツができる環境の更なる充実に取り組んでまいります。

いつまでも健やかに自分らしく暮らせるまちの実現について

 次に、いつまでも健やかに自分らしく暮らせるまちの実現について申し上げます。
 台東病院は、平成21年の開設以来、高齢者の慢性期医療を担う拠点病院として運営しており、地域にとって必要不可欠な病院です。開設から約10年が経過し、一部機器にも経年劣化がみられることから、先日入れ替えが完了したMRIに続いて、来年度はCT及びX線TV装置を、より高性能なものに更新いたします。今後も、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らし続けられるよう、引き続き取り組んでまいります。
 また、東京2020大会を目前に控え、ホストシティとして訪れる人が快適に過ごせる環境を整備することが重要です。
 そこで、受動喫煙の防止を図るため、公衆喫煙環境の整備をはじめ、施設管理者への指導・助言や喫煙専用室を設置する際のアドバイザー派遣など、たばこを吸う人も吸わない人も誰もが過ごしやすい空間の創出に向け取り組んでまいります。
 障害者の意思疎通や情報の利用手段については、様々な社会的障壁があり、その理解や普及、利用の促進が進んでいないため、社会全体でその障壁の解消に向け取り組む必要があります。
 そのため、区として手話言語の普及啓発に努めることなどを定めた「東京都台東区手話言語の普及及び障害者の意思疎通の促進に関する条例」を本定例会に提出するとともに、タブレット端末による遠隔手話通訳を新たに導入するなど、障害者が安心して暮らせる地域社会の実現を図ってまいります。
 さらに、高齢者福祉の一層の充実に向け、旧竜泉中学校跡地において、特別養護老人ホームや高齢者デイサービスセンターなどからなる特養棟と、介護予防事業や在宅介護における介護者への支援などを行う地域棟からなる「(仮称)竜泉二丁目福祉施設」を整備いたします。地域棟においては、様々な人が集う多機能施設となるよう、当該跡地において実施しているこどもクラブや地域の活動場所は引き続き確保してまいります。

活力にあふれ多彩な魅力が輝くまちの実現について

 次に、活力にあふれ多彩な魅力が輝くまちの実現について申し上げます。
 台東区は、先人たちから受け継がれてきた伝統行事や名所旧跡などを擁し、江戸のこころと文化が、今もなお輝きを放っています。
 本区が誇る多彩で粋な江戸文化の魅力を発信・継承する江戸ルネサンス事業について、来年度は「江戸をたずねる」と題して、上野東照宮のガイドツアーを実施するなど、区内の文化資源を活かした地域との連携事業を実施し、新たな魅力創出につなげてまいります。
 また、江戸時代からものづくりのまちとして発展してきた本区には、現在も様々な地域産業が集積しています。東京2020大会の開催で来街者の増加が見込まれる時期に合わせて「(仮称)江戸たいとうショップ」を開設し、皮革関連製品をはじめとするファッション雑貨などの販売・情報発信をすることで、地域産業の魅力を国内外に広く知っていただけるよう取り組んでまいります。
 誰もが文化芸術活動に親しむことができる環境を創出することは、区民一人ひとりの心豊かな暮らしへとつながるものです。
 そこで、文化の祭典でもある東京2020大会の開催を契機として、聴覚障害者も音楽を感じられる音響体感装置を配した演奏会や、発達障害などで周囲とのコミュニケーションが苦手な子供も参加できる体験型ワークショップなどを実施します。障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるアートイベントを開催することで、相互の理解を深めるとともに、区民が文化に触れる機会の充実を図ってまいります。
 さらに、本区には950万人を超える外国人観光客を含め、年間で約5,600万人もの観光客が訪れています。東京2020大会を迎える本年は、更なる増加が予想されることから、外国人観光客のマナー向上のための普及啓発を強化するとともに、大会期間中には上野恩賜公園に本区の観光PRブースを設置するなど、誰もが安心して快適に観光することができる環境の整備を推進してまいります。

誰もが誇りや憧れを抱く安全安心で快適なまちの実現について

 次に、誰もが誇りや憧れを抱く安全安心で快適なまちの実現について申し上げます。
 あらゆる人が生涯にわたりいきいきと活躍するためには、年齢、性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、安心して快適に過ごすことができる環境の整備が必要です。
 現在実施しているバリアフリー基本構想の評価において、地域の障害者団体などから、ハード、ソフト両面でバリアフリー化が進んだ実感があるとの意見をいただきました。一方で、鉄道駅のエレベーターの位置がわかりにくいなど、情報案内のあり方やユニバーサルデザインの観点からの課題も見えてまいりました。これらの評価結果を踏まえ、区内全域で更なるバリアフリー化が図られるようバリアフリー基本構想を改定し、誰もが安全で快適に生活できるまちの実現に向けた取り組みを推進してまいります。
 また、災害対策については、今後の自然災害に備え、現在避難所に配備している蓄電池の更新に加えて新たに大容量のものを配備することで、避難所の照明などの稼働を維持するとともに、避難された方々のスマートフォンなどの電源を確保し、避難支援体制の充実を図ってまいります。
 東京2020大会に向けて、花を慈しむ心を育み、心豊かでうるおいのあるまち台東区を世界にアピールするため、花の心プロジェクトを推進してまいりました。大会本番を迎えるにあたり、浅草文化観光センターの外壁を朝顔で彩るほか、区内主要駅構内に朝顔をモチーフとしたラッピングシートを設置するなど、様々な形の花による装飾を実施します。今後も、花を慈しむ心、思いやりとおもてなしの心をもって花でまちを飾り、国内外から訪れる多くのお客様をお迎えできるよう、引き続き取り組みを推進してまいります。

多様な主体と連携した区政運営の推進について

 次に、多様な主体と連携した区政運営の推進について申し上げます。
 本区における外国人人口は増加傾向にあり、今後もこの傾向は続くことが見込まれることから、在住外国人への更なる支援が必要です。
 そこで、本区における多文化共生の基本的考えや具体的な取り組みを示す「多文化共生推進プラン」の策定に向けて意識調査などを実施し、言語や文化の違いなどを相互に理解し合い、ともに活躍できる「多文化共生の地域社会」の実現を目指してまいります。
 また、現在、区民サービスの向上及び業務効率化、ワークライフバランス推進の観点から、区の業務について、ロボットによる業務自動化の取り組みであるRPAの導入に向けた実証実験を行っています。本実験では、選定した3業務について、職員の業務的・精神的負担の削減などの効果が確認できたことから、対象業務を新たに3業務追加し、実務環境における運用面の課題について検証を行うなど、本格導入に向けた取り組みを進めてまいります。

おわりに

 昨年は、多くの区民の皆様のご信託を得て、台東区長として2期目を迎えることができ、区議会の皆様とともに、区政の更なる伸展に向け、様々な取り組みを進めてまいりました。
 本区がこれからも輝きを放ち、魅力あふれる都市であり続けられるよう、新たな時代の潮流を捉えながら、「世界に輝く ひと まち たいとう」の実現に向け各分野の施策を着実に推進してまいります。
 区民の皆様、区議会の皆様とともに、希望に満ちた台東区の未来へと歩みを進めてまいりたいと思いますので、ご理解とご協力をお願い申し上げ、私の所信といたします。
 なお、本定例会には、「令和2年度東京都台東区一般会計予算」ほか23件の議案を提出しています。よろしくご審議のうえ、いずれも可決賜りますようお願い申し上げます。
 以上をもって、私の発言を終わらせていただきます。

(注 本文は口述筆記ではないため、表現その他若干の相違があります。)


服部区長

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