平成30年度一般会計予算等を可決 30年度予算(一般会計予算1,006億円)

主な事業をお知らせします。

江戸下町伝統工芸館リニューアル

 台東区が世界に誇る宝物である伝統工芸品の魅力を、これまで以上に国内外に発信するために、リニューアル工事を実施し、大型ディスプレイを備えた明るい外観、展示の充実、ICTを活用したガイダンス機能の強化などにより、多くの来館者で賑わう施設を目指します。

重症心身障害児(者)等在宅レスパイト事業

 在宅生活を送っている医療的ケアの必要な重症心身障害児(者)等をケアする家族の休息を目的として、訪問看護事業者の看護師が自宅等に出向き、一定時間、家族の代わりに医療的ケア及び常時の見守り等を行います。

障害者スポーツ普及促進

 障害のある方ない方を問わず広くスポーツの魅力を知ってもらうため、障害者スポーツの体験会や障害者が参加できる継続的なスポーツ教室等を実施し、30年度から、新たにシッティングバレーボールの全国大会(夏パラバレーボール選手権大会)を日本パラバレーボール協会と開催します。


議員が議会を長期欠席した場合の報酬等の減額について規定しました

 『区議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例』を改正し、欠席期間が1年を超えてから復帰するまでの報酬及び期末手当を2割減額する規定を設けました。


予算特別委員会

 2月9日開会の本会議で、平成30年度一般会計及び特別会計の各予算案が区長から提出されました。
 これを受けて、議会はただちに15名の委員で構成する予算特別委員会を設置し、8日間にわたり審議しました。
 3月20日には総括質問を行い、採決の結果、いずれの会計予算も原案どおり可決すべきものと決定しました。
 3月27日開会の本会議では、予算特別委員会委員長から、委員会での審議の経過や結果の報告があり、反対者からの少数意見報告の後、委員会の決定どおり可決されました。

予算特別委員会委員
委員長 太田雅久、副委員長 青柳雅之、委員 小島智史、望月元美、本目さよ、中澤史夫、青鹿公男、鈴木昇、石川義弘、石塚猛、水島道徳、寺田晃、阿部光利、秋間洋、田中伸宏(委員は議席順)


平成30年度予算の概要

会計別予算の規模

会計名 30年度予算額 29年度予算額 比較 増減率(%)
一般会計 1,006億円 988億円 18億円の増 1.8%の増
国民健康保険事業会計 240億1,700万円 280億6,300万円 40億4,600万円の減 14.4%の減
後期高齢者医療会計 48億1,400万円 45億6,400万円 2億5,000万円の増 5.5%の増
介護保険会計 159億4,200万円 157億8,900万円 1億5,300万円の増 1.0%の増
老人保健施設会計 1億2,021万円 1億2,024万円 3万円の減 0.0%の減
病院施設会計 2億7,718万円 3億1,941万円 4,223万円の減 13.2%の減
合計 1,457億7,039万円 1,476億5,565万円 18億8,526万円の減 1.3%の減


10,000円の使われ方 平成30年度一般会計当初予算額を1万円に換算して目的別に表したものです。

民生費 3,640円
高齢者や児童、障害のある方、生活に困っている方への給付にかかる費用
主な事業 生活保護、障害福祉サービス、重症心身障害児(者)等在宅レスパイト、奨学給付金

教育費 2,328円
学校・保育園の整備・運営、生涯学習の振興にかかる費用
主な事業 小・中学校ICT教育の推進、教育・保育施設大規模改修、放課後子供教室、障害者スポーツ普及促進

総務費 1,031円
災害対策、区民館等の運営にかかる費用
主な事業 防犯設備設置助成、世界文化遺産継承、旧東京北部小包集中局跡地活用、区民の防災力向上

衛生費 869円
健康づくり、環境の保全、清掃事業にかかる費用
主な事業 浅草保健相談センター新施設整備、予防接種、花の心プロジェクト、住宅宿泊事業事務

土木費 693円
まちづくりの推進、道路・公園の整備にかかる費用
主な事業 観光バス駐車対策、特色ある公園の整備、北部地区まちづくり推進、谷中地区まちづくり

産業経済費 346円
地域産業の振興、消費者保護にかかる費用
主な事業 台東区産業フェア、商店街個店魅力向上支援、江戸下町伝統工芸館のリニューアル、江戸創業事業所顕彰

文化観光費 201円
文化・観光事業の振興にかかる費用
主な事業 (仮称)したまち文化・芸能事業の開催、インフォメーションボード整備

その他 892円
区議会の運営、特別会計への繰出金、特別区債の償還にかかる費用