令和6年度一般会計予算等を可決 6年度予算(一般会計予算1,232億円)

主な事業をお知らせします。

出産費用助成 
 出産費用は年々増加傾向にあり、特に東京都は全国と比較しても高い傾向にあることから、多くの産婦の方にとって経済的な負担となっています。出産時の経済的負担を軽減し、より一層安心して出産ができる環境を構築するため、全ての産婦の方を対象に5万円の助成を実施します。

高齢者ふれあい入浴事業の拡充
 高齢者の方々が公衆浴場を利用することは、社会参加を促進し、健康寿命の延伸の一助となります。そこで、高齢者ふれあい入浴券の給付対象者を65歳以上の希望する全ての高齢者とし、給付枚数を拡充します。また、公衆浴場の無料開放日を1日増やします。

安全で安心して住める建築物等への助成
 地震による被害を最小限にするためには、建築物の耐震化を進めていくことが重要です。そこで、昭和56年以前に建てられた旧耐震基準の木造住宅に対する耐震診断等の助成上限額を引き上げます。また、平成12年以前に建てられた新耐震基準の木造住宅についても、耐震診断・耐震改修等の助成を開始し、災害に強いまちづくりを推進します。


予算特別委員会

 2月6日開会の本会議で、令和6年度一般会計及び特別会計の各予算案が区長から提出されました。
 これを受けて、議会はただちに16名の委員で構成する予算特別委員会を設置し、8日間にわたり審議しました。
 3月19日には総括質問を行い、採決の結果、いずれの会計予算も原案どおり可決すべきものと決定しました。
 なお、一般会計予算については、修正案が提出されましたが、否決すべきものと決定しました。
 3月26日開会の本会議では、予算特別委員会委員長から、委員会での審議経過や結果の報告があり、反対者からの少数意見報告の後、委員会の決定どおり可決されました。

予算特別委員会委員
委員長 岡田勇一郎副委員長 本目さよ、石原喬子、大浦美鈴、弓矢潤、中村謙治郎、高橋えりか、吉岡誠司、田中宏篤、風澤純子、冨永龍司、鈴木昇、石川義弘、松尾伸子、小坂義久、青柳雅之(委員は議席順)


令和6年度予算の概要

会計別予算の規模

会計名 年度予算額 5年度予算額 比較  増減率(%)
一般会計 1,232億円 1,117億円 115億円の増 10.3%の増
国民健康保険事業会計 235億7,200万円 229億2,700万円 6億4,500万円の増 2.8%の増
後期高齢者医療会計 57億7,700万円 56億7,500万円 1億 200万円の増 1.8%の増
介護保険会計 184億6,600万円 177億3,000万円 7億3,600万円の増 4.2%の増
老人保健施設会計 4億1,830万円 1億6,250万円 2億5,580万円の増 157.4%の増
病院施設会計 5億9,920万円 3億  38万円 2億9,882万円の増 99.5%の増
合計 1,720億3,250万円 1,584億9,488万円 135億3,762万円の増 8.5%の増

10,000円の使われ方 令和6年度一般会計当初予算額を1万円に換算して目的別に表したものです。

民生費3,396円
高齢者や児童、障害のある方、生活に困っている方への給付などにかかる費用
主な事業:生活保護、高齢者ふれあい入浴、聞こえの改善機器購入費助成、こども家庭相談支援

教育費2,417円
教育環境の整備、生涯学習の振興などにかかる費用
主な事業:グローバル教育の推進、障害児保育支援の延長、生涯学習センター機能強化等改修

総務費1,197円
防災対策、区民館や区役所等の管理・運営などにかかる費用
主な事業:新たなAI技術の活用検討、生活安全啓発、安全で安心して住める建築物等への助成

衛生費907円
健康づくり、保健所の運営、環境の安全、清掃事業などにかかる費用
主な事業:がん患者支援、出産費用助成、我が家の省エネ・創エネアクション支援/我が社の環境経営推進、プラスチック資源のリサイクル

土木費682円
まちづくりの推進、道路・公園・橋の維持・管理などにかかる費用
主な事業:まちづくりDXの推進、新たな交通手段の検討、魅力ある公園の整備/さわやかトイレ整備

産業経済費357円
商店街の振興、地域産業の振興、消費者保護などにかかる費用
主な事業:経営相談、商店街活性化アドバイザー

文化観光費212円
文化・観光事業の振興、文化施設の管理・運営などにかかる費用
主な事業:大河ドラマ「べらぼう」活用推進、(仮称)朝倉響子生誕100年展

その他832円
区議会の運営、特別会計への繰出金、特別区債の償還などにかかる費用