令和2年度予算案がまとまりました

一般会計予算案 1,037億円
2年度の予算案が、2月7日から開会している令和2年第1回区議会定例会で審議されています。
予算総額は1,493億868万円で、前年度予算に比べて45億3,065万円(3.1%)の増になりました。
このうち、一般会計は1,037億円で、前年度に比べて42億円(4.2%)の増となっています。
下記のとおり、主な事業を紹介します(金額は千円単位を四捨五入)。※予算額の内訳は3面をご覧ください。

T 子育て・教育・福祉
〜健やかな成長と自分らしい生活の実現〜


●多胎児家庭支援/産前産後支援ヘルパー 644万円
 多胎児の出産・育児をサポートするパンフレットを作成し、情報提供する。
また、公的機関での手続き等の際にもヘルパーが付き添いできるように、多胎児家庭への外出サポートを充実する。

●子育て短期支援/養育支援ヘルパー 3,345万円
 児童虐待の未然防止を図り、児童の健やかな成長を支援するとともに、育児環境を整備するため、養育を支援することが特に必要な家庭の児童を対象としたショートステイ事業を実施する。

●国際理解重点教育 1,838万円
 区立小学校において、東京都教育委員会が開設した体験型英語学習施設での校外学習(TGGでミニ留学)や、区立中学校の希望生徒を対象に英語体験学習プログラム(Engli sh SummerSchool)を実施する。

●(仮称)竜泉二丁目福祉施設整備 95万円
(債務負担行為限度額6億4,039万円〈令和2から4年度〉)

 区立特別養護老人ホーム三ノ輪・蔵前・千束の再編成を行い、入所定員数の充実および居住環境の向上を図る。
また、介護予防や認知症高齢者への支援など、高齢者福祉施策の充実を図り、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる体制を構築する。

 

U まちづくり
〜地域特性を活かしたまちづくり〜


●まちづくり推進
 台東区都市計画マスタープランをもとに、多くの人々にとって魅力ある、個性豊かなまちづくりを推進する。
上野地区まちづくり推進       2,800万円
東上野四・五丁目地区まちづくり推進 3,531万円
北部地区まちづくり推進       1,875万円
谷中地区まちづくり推進       2,299万円
浅草地区まちづくり検討       2,268万円
鶯谷駅周辺まちづくり検討       814万円

 

V 災害対策
〜区民や来街者の生命・財産を守る〜

●災害対策に係る充実 4億665万円

 被災者支援等の充実を図るため、避難所等の蓄電池を増設するとともに、防災情報収集カメラの増設等による災害対策本部体制の強化を図る。また、自助・共助の取り組みをより一層進めるため、水害ハザードマップ等を改定し、全戸配布を行う。

 

W 産業
〜まちの活力を生み出す産業振興〜

●海外プロモーション推進 1,446万円

 海外展開を目指す企業を支援するため、タイ(バンコク)で行われる国際展示会に台東区ブースを出展するとともに、タイの現地バイヤー等を台東区に招致し、区内事業者との商談や意見交換の場を設ける。

●(仮称)江戸たいとうショップ 2,613万円
 本区を訪れる外国人観光客を主なターゲットとして、皮革関連製品をはじめとするファッション雑貨等を販売・情報発信する「(仮称)江戸たいとうショップ」 を花川戸一丁目施設(旧浅草保健相談センター)に開設する。

 

X 文化・観光
〜輝きを放つ文化・観光資源〜


●江戸をたずねる 83万円
 「クリエイト!江戸 活かす」をテーマに、地域に根付く江戸に関連するイベントや文化財に焦点を当て、区内の文化資源を活かしたトークセッションやガイドツアーを実施する。

●墨田区との連携推進 208万円
 台東区の浅草二天門防災船着場と墨田区の北十間川の(仮称)小梅橋船着場間に船を運航する「(仮称)渡し舟クルージングイベント」を両区が連携して実施する。

●(仮称)2020台東区コレクション展 1,695万円
 東京藝術大学の協力を得て、東京藝術大学大学美術館において、「台東区長賞」授与作品を一挙に鑑賞できる「(仮称)2020台東区コレクション展」を開催する。

 

Y 東京2020大会
〜大会の成功へ向けて〜

●聖火リレー 5,000万円

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、区内での聖火リレーの実施が予定されている。オリンピックでは、聖火を第一走者のトーチへ点火する出発式等を実施する。パラリンピックでは、区有施設において聖火の展示等を行う聖火ビジットを実施する。

●コミュニティライブサイト 5,000万円
 大会では、本区にゆかりのある選手の活躍が期待されている。そこで、競技中継を通じて選手を応援できる、 区主催のコミュニティライブサイトを生涯学習センター1階アトリウムで実施する。

●東京オリンピック・パラリンピック大会推進 4,077万円
 大会開催に向け、循環バスめぐりんの車体にラッピングを実施する。また、大会の記憶となるレガシーとして、銘板を区内2か所に設置する。

●「生誕」像の設置 1,384万円
 東京で再びオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されることを記念し、昭和39(1964)年上野公園入口前に建設された生誕噴水塔のシンボルであった「生誕」像(名誉区民 彫刻家 朝倉文夫作) を当時の設置場所に近い下町風俗資料館脇(上野公園内)に設置する。

●アスリートから学ぶLet's Enjoyスポーツ 1,141万円
 大会100日前イベントとして、トップアスリートを招しょう聘へいし、“ホンモノ”のスポーツの素晴らしさを感じてもらうとともに競技種目の体験会を実施する。

●おもてなしの人づくり 469万円
 外国人観光客に対するマナー啓発の強化のため、区内の観光関係団体等と協力し、 啓発ポスター掲示や包装紙へのポイ捨て禁止シール貼付等による、マナー啓発キャンペーンを実施する。また、民間事業者等のトイレを観光客等が利用できるよう、一般開放の協力を依頼する。

●花の心プロジェクト 1億5,700万円
 大会の開催にあわせ、新たに浅草文化観光センターおよび区内の鉄道駅等における花の装飾や、隅田公園リバーサイドギャラリーにおいて、江戸から現代へとつながる花に関する文化をイメージした展示を行うなど、花によるおもてなしを行う。

●障害者スポーツ普及促進 782万円
 区民の障害者スポーツへの関心を高め、 共生社会の実現を目指すとともに、 パラリンピック競技大会の機運醸成を図るため、正式種目であるボッチャの交流大会を開催する。

●障害者アーツ 421万円
 障害の有無にかかわらず、だれもが文化・芸術に触れることのできる機会を充実するため、 美術および音楽分野のイベントを実施する。