台東区ゆかりの
オリンピック・パラリンピック選手を紹介します

区ゆかりのオリンピック・パラリンピック出場選手にインタビューを行いました。インタビューを行った選手は、落合知也選手(3x3男子)、松山恭助選手(フェンシング男子フルーレ)、宮本リオン選手(パラアーチェリー男子コンパウンド)の3人です。応援をよろしくお願いします(競技日程順)。


●プロフィール
落合知也 さん
・1987年生まれ
・出身地 東京都
・身長/体重 195cm/95㎏
・出場種目 3x3(スリーエックススリー)男子
※5人制バスケットボールの約半分のコートを使い、3人対3人でひとつのゴールに向かってボールをリングに入れることを競う。

 競技を始めたきっかけ 

小学校3年生から大学卒業まで、5人制のバスケットボールをやってきました。大学卒業時にいくつかプロチームから話があったのですが、その時はモチベーションが下がっていて、一旦バスケットボールから離れ、姉がやっていた芸能(モデル・俳優)を目指しました。そんな中、知人から台東区を本拠地とする3人制のストリートバスケットボールチーム「アンダードッグ」に誘われました。そして2012年にFIBA(国際バスケットボール連盟)が主催する「3x3」の世界大会に参加したことが始まりです。

 「3x3」の魅力と見どころ 

「3x3」の魅力は、5人制のバスケットボールよりも「個」がフォーカスされます。「個」の責任が増し、自分のプレーで観客がリアクションするなど、バスケットボールの新たな刺激と、面白さがあります。見どころは、10分で1試合が終わってしまうので、攻守の入れ替えや体のぶつかり合いが激しいところです。また、21点取れば、そこで試合が終わるので、スピーディーでスリリングな試合が展開されます。

 台東区でバスケットボールクリニックを開催していますが、子供達に伝えたいことは何ですか 

子供たちには、自分が「3x3」に出会って、人生が変わったことや、プロに入ってからの怪我(右膝前十字靭帯断裂)からの復活など、「アンダードッグ(下剋上)」、何事もあきらめないで、常に挑戦心を持ってほしいということを伝えていきたいです。クリニックを通して、夢を持つようになったとか、何かのターニングポイントになってくれればいいと思います。

 東京2020大会への思い 

出場するからには、メダルを取りたいです。結果を出すことによって、注目され、今後さらに、「3x3」の普及活動に力を入れていきたいです。台東区の皆さんの応援が日本チームの後押しになります。東京2020大会をきっかけに「3x3」を好きになってください!

▽競技日程 3x3バスケットボール 7月24日㈯〜28日㈬
▽会場 青海アーバンスポーツパーク




●プロフィール
松山恭助 さん
・1996年生まれ
・出身地 東京都台東区(徳風幼稚園・金竜小学校・駒形中学校 卒)
・身長/体重 180cm/75㎏・出場種目 フェンシング男子フルーレ
※フルーレは、フェンシングの中でも胴体への突きのみが有効な種目です。また、「優先権」があり、お互いが同時に有効面を攻撃したら、「優先権」を持っている選手の得点になるという特徴があります。

 競技を始めたきっかけ 

兄と母にフェンシングクラブに連れて行ってもらったことがきっかけです。また、個人競技の方がのびのびやれて良いのではないかという母のすすめもありました。フェンシングをやっている兄の影響も大きいです。

 代表に内定した時の思い 

内定発表前は緊張しましたが、冷静でした。内定できなかった選手のことを考えると、うれしい瞬間・悔しい瞬間を一緒に味わった身としては、一緒に戦えず残念です。代表になり、これからステップアップしていく中でさまざまな人が応援してくれます。その中でも、地元の人・友人・母校は特別感がありますね。台東区の人から応援されるとうれしいです。

 コロナ禍におけるオリンピックへの思い 

1年延期されたことで、モチベーションを維持するのが大変でした。コロナ禍で選手は、非常にデリケートな状況に置かれていますし、オリンピック開催に関してはいろいろな声があると思います。そのような状況でも自分は、オリンピックだからといってあまり気負いすぎずに自然体で、自分ができるベストを尽くしたいです。

 東京2020大会への思い 

この度男子フルーレオリンピック日本代表に内定した松山恭助です。台東区の皆さんの応援は常に僕にとって特別なものです。今回のオリンピックは僕にとって初めての大舞台です。自分が出せる最大限をだして、メダル獲得につながればいいなと思っています。皆様からの熱い声援を待っています。応援よろしくお願いします。

▽競技日程 フェンシング男子フルーレ 個人7月26日(月)、団体8月1日(日)
▽会場 幕張メッセ




●プロフィール
宮本リオン さん
・1983年生まれ
・出身地 千葉県
・身長/体重 173/70㎏・出場種目 パラアーチェリー男子コンパウンド
※コンパウンド部門では、上下の先端に滑車がついた弓を使い、50m先の直径48の的を狙います。

 競技を始めたきっかけ 

野球のクラブチームでプレーしていた25歳の時に髄膜脳炎を発症し、下半身に麻痺が残りました。懸命にリハビリに励んでいた最中、27 歳のときに、広報「たいとう」で「アーチェリー初心者スポーツ教室」の記事を見ました。家族や医者のすすめもあって、リハビリを兼ねて、参加したことが始まりです。

 アーチェリーを続けた理由 

野球で、ずっとピッチャーだったので、狙って投げるのが好きなのかもしれないです。1番大きい理由は、台東区アーチェリー協会の皆さんが本当に良くしてくれたことです。いろんな世代の方がいて、話しをするだけでも、すごく楽しかった。協会がなければ、今の僕はないですね。

 代表に内定した時の思い 

複雑な心境でした。個人的には、選考会はやりたくないですね。同じように頑張っている仲間と争うので。勝ったからといって相手の気持ちを考えずに、喜ぶのは失礼かなと思う。コロナ禍で1年延期になって、環境が整わず、準備が出来ない選手もいたので。簡単に喜べるような状況ではなかったです。

 延期となった1年間、どのように過ごしたか 

射場が使えない期間もあったので、普段できなかった弓のセッティングや体づくりのためのトレーニングをやりました。その成果もあって、2021年2月に日本記録を更新(692点/満点720点)することができました。

 東京2020大会への思い 

700点出したいです。700点出したら上位に食い込めると思います。しっかり準備して、どんな状況でもベストを尽くせるように頑張ります。

▽競技日程 パラアーチェリー男子コンパウンド 8月28日(土)・31日(火)
▽会場 夢の島公園アーチェリー場





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