令和3年第3回 区議会定例会区長発言〈要旨〉

1 はじめに
 長期化するコロナ禍において、区民生活への影響は極めて大きく、より一層深刻さが増しているものと認識しております。こうした状況にあっても、住み慣れた地域で安全安心に過ごせる
よう、感染症からくる課題の解決に留まらず、防災や教育、まちづくりなど、各分野の施策も着実に取り組んでいかなければなりません。
 私は、「ひと」と「まち」が輝く本区の明るい未来を築き上げるために、区民の皆様、区議会の皆様とともに、この苦境を乗り越え、全力で区政運営に邁進してまいります。

2 新型コロナウイルスワクチンの接種状況について
 本区においては、ワクチン接種の推進に全庁を挙げて取り組んでまいりました。医師会や医療機関など関係機関の多大なるご協力をいただき、9月9日時点で区民の6割を超える方が2回目の接種を済ませております。
 今後、若い世代の接種率をさらに伸ばすことが課題となっており、ワクチンの有効性・安全性に関する情報を適切に伝え、10月3日までに希望する全ての区民が接種を終えられるようペースを緩めることなく全力で取り組んでまいります。
 「自分を守り、家族を守り、大切な人を守り、地域を守る」ために、ワクチン接種後も、感染予防対策を徹底していただきますよう切にお願い申し上げます。

3 今後を見据えた地域経済活性化について
 新型コロナウイルス感染症がもたらした生活様式の変化や外出行動の抑制は、経済活動の縮小など、区内事業者に大きな影響を及ぼすとともに、社会の変容をもたらし、消費者ニーズの変化を呼び起こしました。
 台東区商店街連合会主催の「江戸たいとうスーパーバザール」や、併せて実施している「キャッシュレス決済ポイント還元事業」は、区内消費を喚起し地域経済の活性化につながるとともに、事業者のデジタル化を促進する好機と考えています。
 また、「台東区経営持続化特別資金」融資の実施期間を再延長するなど、コロナ禍を契機とした社会の変容に、事業者の皆様がしっかりと適応していこうとする、柔軟でかつ積極的な姿勢を支援してまいります。
 感染症の影響により、区内観光事業者は厳しい状況が続いています。こうした中、新たな事業展開の創出を目的としたマッチング商談会や、マイクロツーリズムの観点を踏まえ、旅行会社と連携したツアーの企画など、観光需要の回復を見据えた取り組みを始めています。
 まちの活力を取り戻し、観光の持続的な発展に向けて歩みを進めるために、コロナ禍で変容したニーズを的確に把握し、観光事業者・区民・観光客のそれぞれの視点を踏まえ、「国際観光都市 台東区」の復活に向けた今後の方向性について検討を進めてまいります。

4 おわりに
 私は、感染症から区民の生命と健康を守り、誰一人取り残されることのないよう、感染状況や経済への影響を注視しながら、臨機応変に必要な対策を行い、全力で区政を推し進めてまいりますので、引き続き皆様のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


感染症を広げないためには、ひとりひとりの感染症対策が重要です


マスク着用の徹底

 新型コロナウイルスは、主に⾶沫感染により感染します。
 ⾶沫感染を抑えるには、マスクの着⽤が⾮常に効果的です。
 また、鼻が出ないようにするなど、正しく着⽤しましょう。
※一般的なマスクの中では、不織布マスクが最も⾼い効果を持ちます(厚生労働省HPより)。

食事中に注意

 ⾷事をしている時に、マスクを外して会話をすると、⾶沫感染のリスクが⾼まります。
 職場においても、ランチの時に感染リスクが⾼まります。休憩時間はつい気分が緩みがちです。会話をする場合は、マスク着用をお願いします。

⼈との接触を避ける

 ⾶沫感染を避けるには、⼈との接触を避けることが重要です。
 なるべくいつも⼀緒にいる⼈と過ごし、テレワークや、時差出勤にご協⼒をお願いします。

換気や⼿洗い・消毒を

 建物の換気や、⼿洗い、消毒をこまめに⾏ってください。
 ウイルスは、⽬・⿐・⼝などから感染します。消毒する前の⼿で顔に触れないように気を付けてください。

 


健康

台東区特定不妊治療費助成制度をご利用ください

▽対象 次の全てに該当する方 
 ①平成24年4月1日以降に治療を開始している
 ②東京都特定不妊治療費助成事業の承認を受けた
 ③申請時に台東区に住民登録がある
 ④他の区市町村で当該治療について特定不妊治療費助成を受けていない
 ⑤治療開始時点の妻の年齢が43歳未満である 
※令和3年1月1日以降に終了した治療が対象となる支援の拡大については都に準じます。
▽助成額 治療1回につき都助成額を差し引いた額に対し最大5万円(助成回数については左記へお問合せください)
▽申込方法
 ①台東区特定不妊治療費助成申請書兼請求書
 ②東京都特定不妊治療費助成承認決定通知書(原本)
 ③東京都特定不妊治療費助成事業受診等証明書(写し)
 ④当該治療の領収書
 ⑤戸籍謄本等(申請者と配偶者の住民登録が異なる場合)を左記問合せ先へ郵送か持参
※詳しくは、下記問合せ先へ
▽申込締切日 都の助成承認決定日から6か月以内

問合せ

〒110−0015 台東区東上野4ー22ー8
台東保健所保健サービス課
TEL(3847)9447

10月は「骨髄バンク推進月間」です

 白血病等の血液難病の根治療法として、骨髄移植および末梢血幹細胞移植があります。これらの移植を成功させるには、患者と骨髄等提供者の白血球の型が一致しなければなりませんが、その確率は数百人から数万人に1人です。そのため、1人でも多くの方に骨髄バンクへのご登録をお願いしています。登録方法等詳しくは、下記へお問合せください。

問合せ

(公財)日本骨髄バンク
TEL(5280)1789 

●区ではドナーとドナーが従事する事務所に対し、助成金を交付しています
 詳しくは、区ホームページをご覧になるか、下記へお問合せください。

問合せ

台東保健所生活衛生課
TEL(3847)9401 

10月17日(日)~23日(土)「薬と健康の週間」に合わせて無料薬事相談を行います

▽期間 10月17日(日)~23日(土)
▽場所 「無料薬事相談」のポスターが掲示されている区内薬局
▽対象 台東区国民健康保険・後期高齢者医療制度の加入者
※保険証をご持参ください。
▽相談内容 使用中の薬や家庭常備薬、医療用医薬品等の使用・取り扱い方法など 
▽協力 (社)下谷薬剤師会、(社)浅草薬剤師会

問合せ

国民健康保険課(区役所2階⑬番) 
TEL(5246)1251 

善意の献血ありがとうございます

 区内在住で献血回数が50回に達した方、以後50回ごとの回数に達した方に献血功労者として、感謝状と記念品を贈呈しています。今回、次の方に贈呈しました。
 加川崇様(今戸1丁目)  
50回以上献血された方は下記へご連絡ください。

問合せ

国台東保健所生活衛生課
TEL(3847)9401 


【区の世帯と人口(9月1日現在)】
▷住民登録世帯数(前月比) 124,143世帯(+107世帯) ▷住民登録人口 203,894人(+67人)