蔦屋重三郎の歩み

1750年
(誕生)
丸山重助(まるやまじゅうすけ)の子として江戸・新吉原に生まれる。
名は柯理。
後に吉原で茶屋「蔦屋」を経営する喜多川氏の養子となる。
1772年
(22歳)
吉原大門前に書店を開業。
店の名は「耕書堂」。
1774年
(24歳)
吉原細見『細見嗚呼御江戸(さいけんああおえど)』の編集に携わる。
版元・蔦屋としての処女作となる
遊女評判記『一目千本(ひとめせんぼん)』を出版。
1780年
(30歳)
黄表紙(洒落や風刺を織り交ぜた絵入りの小説)の出版を始める。
1783年
(33歳)
吉原細見が蔦屋の独占出版となる。
狂歌ブームの中「蔦唐丸(つたのからまる)」を名乗り、狂歌師としての活動を始める。
耕書堂が日本橋通油町(とおりあぶらちょう)(現在の中央区日本橋大伝馬町)に進出。
1791年
(41歳)
寛政の改革により、山東京伝(さんとうきょうでん)の洒落本が取締対象となり、版元である蔦屋重三郎も財産の一部を没収される。
喜多川歌麿の美人大首絵を出版。
1794年
(44歳)
東洲斎写楽の役者絵を出版。
1797年
(47歳)
脚気(かっけ)により病没。


「吉原細見」とは?
 吉原のガイドブックです。蔦屋重三郎が編集に携わった『細見嗚呼御江戸』では、序文の執筆者に、すでに名声を得ていた平賀源内(ひらがげんない)を起用し、注目を集めました。
 吉原細見は、当初、別の版元から出版されていましたが、蔦屋重三郎が出版する吉原細見は評判が高く、後に独占出版することになりました。

「寛政の改革」で大ピンチ…
 からの大成功!

 再起をかけて積極的に押し出していったのが、喜多川歌麿の美人大首絵(おおくびえ)と東洲斎写楽の役者絵です。
 大首絵とは上半身を大きくクローズアップして描写した絵のことで、歌麿は、それまで役者絵などに用いられていたこの手法を美人画に取り入れたことにより、版元・蔦屋重三郎の大ヒット作品となりました。
 写楽は、芝居興行にあわせて黒雲母摺(くろきらずり)の役者絵を28枚同時に出すという華やかなデビューを果たしました。10か月ほどの短い期間で、約140点に及ぶ作品を次々発表した後、忽然(こつぜん)と姿を消しましたが、写楽の作品は全て蔦屋重三郎のもとから出版されました。


蔦屋重三郎をもっと知ろう! \見どころが満載!/

台東区民会館9階が江戸になる!

べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館
 ドラマの概要紹介や、登場人物の衣装・小道具の展示等、見どころが満載です。
※料金等、詳しくは下記公式サイトをご覧ください。
▷開設期間 7年2月1日(土)~8年1月12日(祝)
 9:00 ~ 17:00(最終入館16:30)

たいとう江戸もの市
 大河ドラマ館に併設して、観光情報の紹介や区、大河ドラマ、江戸文化に関連する商品の販売を行うお土産館をオープンします。
 区内企業が開発したお土産(※)も販売する予定です。
※4面の新商品開発支援をご覧ください。
▷開設期間 大河ドラマ館に準じる

江戸風俗人形展示
 したまちミュージアム所蔵の江戸風俗人形を期間限定で展示します。
▷展示期間 7年2月1日(土)
    ~3月下旬(予定)


ゆかりの地巡り

蔦重ゆかりの地 循環バス
 大河ドラマ館に入館した方が無料で乗車できる、蔦屋重三郎ゆかりの地を巡る循環バスを運行します。
▷運行期間 7年2月1日(土)~8年1月12日(祝)
 10:00~17:00
▷ルート 正法寺、江戸新吉原耕書堂など

江戸新吉原耕書堂
 蔦屋重三郎が開業した「耕書堂」を模した観光拠点施設です。ゆかりの地巡りの拠点として利用できるほか、お土産も販売します。
▷開設期間
 7年1月18日(土)~8年1月12日(祝)10:00~17:00
▷開設場所 千束4-24-12


NHKの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
パネル展in台東区

ドラマの世界に触れられるパネル展示を期間限定で実施します。
▷期間 12月23日(月)~7年1月下旬
▷場所 台東区役所1階アートギャラリー
▷内容 番組紹介パネル、PR映像放送、フォトコーナーの設置など
▷主催 台東区、NHK首都圏局

「蔦重ゆかりの地 台東区」
公式サイトと公式Xを開設しています!
 大河ドラマ館やイベント情報などを発信していきますのでぜひご覧ください。
●公式サイト
https://www.taito-tsutaju.jp/
●公式X
https://x.com/tsutaju_taito


台東にぎわい観光情報展 ~蔦屋重三郎をご存じですか~
 蔦屋重三郎とゆかりの地奥浅草の見どころやお勧めの巡り方を紹介します。
▷期間 12月11日(水)~7年1月27日(月)
    9:00~20:00(最終日は15:00まで)

場所・問合せ 浅草文化観光センター 
TEL (3842)5566

蔦屋重三郎を深掘り!
YouTube台東区公式チャンネルで配信中
https://www.youtube.com/playlist?list=
PLPqV7hGU5zeYCL556EXgeMQW5SSF0VFSk



※べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館、たいとう江戸もの市、蔦重ゆかりの地 循環バス、江戸新吉原耕書堂、「蔦重ゆかりの地 台東区」公式サイトと公式Xは、台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会が主催です。


区の世帯と人口 【11月1日現在】
※住民基本台帳による
  世帯数   137,024世帯(前月比+402世帯)   人口  215,954人(前月比+419人)

【日曜窓口】毎月第2日曜日 9:00~17:00に区役所1階の窓口を開きます。取り扱いできない業務もありますので、事前に各窓口へお問合せください。