登録推薦資産の現在及び将来にわたる効果的な保護を担保するために、各資産について、資産の顕著な普遍的価値をどのように保全すべきか(参加型手法を用いることが望ましい)について明示した適切な管理計画のこと。どのような管理体制が効果的かは、登録推薦資産のタイプ、特性、ニーズや当該資産が措かれた文化、自然面での文脈によっても異なる。管理体制の形は、文化的視点、資源量その他の要因によって、様々な形をとり得る。伝統的手法、既存の都市計画・地域計画手法やその他の計画手法が使われることが考えられる。
個々の資産の保存管理計画とともに、複数の資産で構成されている世界遺産の場合には、それらを包括する包括的保存管理計画の措定が求められている。