SUSTAINABLE

DEVELOPMENT

SDGs(持続可能な開発目標)とは、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指す国際目標です。
台東区はSDGsを支援しています。

GOALS
 
生誕180年記念

ご しょうせき       

呉昌碩の世界
清時代の末期から中華民国の初期に活躍した呉昌碩。
その生誕180年を記念して、現在書道博物館で特別展を開催しています。
今回の特別展は、東京国立博物館との連携企画であるとともに、
朝倉彫塑館、兵庫県立美術館、ふくやま書道美術館(広島県福山市)とも連携しており、
日本の東西で「呉昌碩の世界」を繰り広げます。
在世中から現代にいたるまで、内外において高い評価を博した呉昌碩作品の魅力と、
かたちを超えた呉昌碩オーラを存分にご堪能ください。

挫折と栄光 まるごと呉昌碩ワールド!

てんしょくさかべめいかくぼひめいじく
篆書日下部鳴鶴墓碑銘軸
呉昌碩筆
中華民国11年(1922)79歳
京都国立博物館蔵
日本の友の
死を悼み

むらさく しゅぶんほういん
「村鈼」朱文方印
呉昌碩刻
清~中華民国時代・19 ~20 世紀
台東区立書道博物館蔵
中村不折( 鈼太郎)
の印も彫りました

ごしょうせきせきとくしゅう
呉昌碩尺牘集
しんせきゆう
(沈石友に宛てた手紙)
呉昌碩筆
清~中華民国時代・19 ~20 世紀
ふくやま書道美術館蔵
大親友と手紙のやりとり

せっこぶん こうけいぼん
石鼓文-後勁本-
戦国時代・前5~前4世紀
三井記念美術館蔵
私のバイブル
石鼓文

りんせっこぶんしへい
臨石鼓文四屛
呉昌碩筆
中華民国7年(1918)75歳
兵庫県立美術館蔵
ばいじょてき
(梅舒適コレクション)
この作品は臨書と言って、
石鼓文を手本にして
書き写したものです

こうばいずじく
紅梅図軸
呉昌碩筆
中華民国6年(1917)74歳
兵庫県立美術館蔵
ばいじょてき
(梅舒適コレクション)
梅は私の
十八番です

呉昌碩(1844~1927)ってどんな人?


 清時代の末期から中華民国の初期に活躍した文人で、詩・書・画・印の4芸に優れており、日本でも多くの愛好者がいます。
 幼い頃から勉学にいそしんだ呉昌碩でしたが、太平天国の乱によって凄惨な避難生活を送りました。乱の収束後は師友に恵まれ、古代文字の研究に励みます。中でも石鼓文(せっこぶん)(※)
は晩年まで臨書し続けました。呉昌碩の作風は多くの人々を魅了し、後年、上海芸術界の中心人物となりました。また、日本人との交流も深く、日本に現存する作品からその一端を窺うことができます。

(※)紀元前5世紀頃の春秋戦国時代のものとされていて、石に彫られた資料としては現存する最古のもの。

書道博物館


所在地  根岸2-10-4
●開館時間 9:30 ~ 16:30(入館は16:00まで) 
●休館日  月曜日(祝休日の場合は翌日)
●入館料  一般500円、小中高生250円

・障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者福祉手帳、特定疾患医療受給者証をお持ちの方とその介護者は無料
・毎週土曜日は区内在住・在学の小・中学生とその引率者は無料
詳しくはこちら▶https://www.taitogeibun.net/shodou/

問合せ 書道博物館
TEL 03-3872-2645

生誕180年記念
(ごしょうせき)
呉昌碩の世界-その魅力と受容-


●期間 前期2月12日(月・祝)まで
    後期2月14日(水)~3月17日(日)
※上記以外にも展示替えあり


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