平成20年度は、「にぎわい　いきいき　したまち台東」の実現を更に積極的に進めていく、行政計画改定後の初年度となる重要な年であります。
　国の経済見通しは、平成20年度は企業部門の底堅さの持続と家計部門の緩やかな改善等による民間需要中心の経済成長を見込み、実質成長率を2.0％程度としております。
　一方、区の財政状況は、特別区交付金等の主要一般財源が増加しているものの、『東京富裕論』を背景とした地方税財政制度の見直しの動きや少子高齢化への対応、区有施設の維持・保全など、増大する様々な財政需要を抱え、依然として楽観できる状況ではありません。
　このような状況を踏まえ、平成20年度予算は、区民ニーズに適切に対応するため、「行政計画・予算編成区長プレゼンテーション」を実施し、全庁的な意識の共有化や連携強化を図りながら、行政計画事業へ重点的な財源配分を行いました。
　特に、区の重点施策である、まちづくり、健康、子育て分野に積極的な財源配分を行うとともに、更新期を迎える施設の維持・保全についても対応いたしました。その一方で、実効性・効率性を十分検討して歳出経費の削減に努め、バランスを重視しながら編成しております。