書道博物館に明治時代の蔵が復原されました!
ページID:201556735
更新日:2013年11月25日
中村不折が建てた明治時代の蔵が、書道博物館庭園に復原されました。
中村不折が建てた明治時代の蔵
明治32年(1899)12月、34歳の中村不折は、下谷区中根岸町31番地(
不折は、転居後も本館前の蔵(大正)や
復元した蔵(明治時代)
本館前の蔵(大正時代)
新館
本館
発見の経緯
平成23年、道路拡張工事のため、根岸三丁目にある花岡宅を取り壊すこととなり、消えゆく街並みの記録を残そうと、根岸地区の歴史を研究している根岸子規会の奥村会長が付近を撮影していたところ、偶然に発見されました。
当地に住んでいた花岡氏によると、花岡宅は、蔵が居宅に組み込まれた形で建てられており、蔵が収納スペースとして活用されていましたが、「ここは有名な画家が住んでいた場所で、蔵は当時のもの」と伝えられてきたそうです。
蔵発見時の様子 その1
蔵発見時の様子 その2
復原・移築
明治時代の
書道博物館の庭園の一角に当時の姿が復原され、各時代の建造物が、庭園を囲むような形で配置されています。
6月28日からの企画展『中村不折コレクション・江戸ワールド』の開催に合わせ、貴重な蔵の一般公開を開始します。ぜひご覧ください。
コレクションを手に持ち、お蔵の前に立つ中村不折
お蔵の入口に座り、大切な資料を眺める中村不折
書道博物館配置図
お問い合わせ
台東区立 書道博物館
電話:03-3872-2645
