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石造宝篋印塔

ページID:641202138

更新日:2010年11月2日

長応院
平成4年度登載

宝篋印塔ほうきょういんとうは、一切の災難から免れることを願い、塔身部とうしんぶ(塔中央の梵字を刻んだ部分)に宝篋印陀羅尼経という経典を納めるところから、この名があります。日本では大別して、基礎が低く安定感のある関西様式型と、基礎が高く細身でスマ-トな感のある関東様式の二種類があります。いずれも、古い年代のものほど笠部の四隅にある隅飾突起すみかざりとっきが直立し、年代が下るほど反り返った形になります。

長応院本堂の前庭に立つ宝篋印塔は、総高164.2センチメートル。典型的な関東様式で、隅飾突起がほぼ垂直に立ち、南北朝時代にまで遡ることを示しています。上部基礎には、慶長十七季、老室無為の銘文がありますが、慶長17年は江戸初期の1612年で塔の年代的な特徴と合わないこと、銘文を刻んだ面の全体に削り直した跡があることから、追刻ついこく(後世に刻んだもの)と思われます。

本塔は、台東区現存の宝篋印塔でももっとも古いものに属し、意匠的にも秀れた貴重な遺物です。

石造宝篋印塔
石造宝篋印塔

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