区が中核病院に求めるもの
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更新日:2010年10月22日
区は、中核病院である永寿総合病院に対し、次のような機能・役割を要請しています。
1.地域に必要な医療機能
- 【 産科 】【 小児科 】の一体的運営
⇒区内で出産のできる病院は永寿総合病院のみであり、小児科のある病院は永寿総合病院と浅草寺病院だけであることから、中核病院である永寿総合病院においては、産科の診療を行うとともに、小児科と一体的に運営することによって、区民が身近な地域で安心して子供を産み育てることができるようにします。
- 24時間対応の【 救急医療 】
⇒入院治療を必要とする内科系及び外科系の中症者、重症者に対応する救急医療体制を整えることにより、生命に危機のある一部の重篤患者を除き、区内での救急医療体制が確保されます。
- 終末期の患者さんに対し、心安らぐ医療を提供する【 緩和ケア 】
⇒重症患者の痛みを和らげ、患者のQOLを重視した心安らぐ医療が確保されます。※QOL…Quality Of Life。生活の質。
(現在緩和ケア病床は16床。)
- 脳卒中等の後遺症に早期対応する【 リハビリテーション 】
⇒急性期治療を経過した後に専門的・集中的にリハビリテーションを行うことにより、寝たきりを予防するとともに、患者が在宅に戻ったあとの日常生活を支援します。
- 【 災害時医療の拠点 】
⇒区内唯一の災害時後方医療施設として、大震災時等に重傷患者の命を救う災害時医療の拠点が確保されます。
- 【 ICU(集中治療室) 】
⇒重症患者の手術後の手厚い医療を提供する施設を確保します。
(現在ICUは6床。)
2.時代の変化に対応した医療機能
- 【 認知症高齢者の支援 】
⇒東京都地域連携型認知症疾患医療センターに指定承認され、地域において認知症の進行予防から地域生活の維持までに必要となる医療提供体制を整備します。
※地域連携型認知症疾患医療センター…区市町村における認知症医療・介護連携の推進役として、専従相談員による専門医療相談、鑑別診断、身体合併症、行動・心理症状への対応や、認知症医療・介護連携の推進、区市町村の認知症施策への協力を行います。
- 【 在宅療養の推進 】
⇒在宅療養後方支援病院として、在宅診療を担う医師、在宅療養中の患者に安心していただける医療環境を整備します。
※在宅療養後方支援病院…(1)病床数200床以上で、(2)在宅医と3カ月に1回以上患者の診療情報を共有し、(3)在宅医の求めに応じ入院希望患者(事前登録している在宅療養患者)を24時間受入できる体制を確保している病院です。
3.他の医療機関、福祉施設等との連携・協力
⇒病診連携や区内特別養護老人ホームの協力病院などで、他医療機関や福祉施設との連携・協力を行います。
お問い合わせ
健康課病院担当
電話:03-5246-1168
ファクス:03-5246-1059
