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注意!梅毒が流行しています

ページID:282264604

更新日:2024年2月5日

梅毒感染者が急増しています

2023年の東京都における梅毒感染者報告数は3,701人で、1999年に感染症法に基づく調査が始まって以降、過去最多となりました。

梅毒ってどんな病気?

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる感染症です。梅毒感染者とのキスやセックス(オーラルセックス、アナルセックスを含む)によって粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。
感染すると約3週間後に性器、肛門、口などにしこりや潰瘍ができます。その後、1~3か月の潜伏期を経て全身に発疹が現れます。
治療しなくても症状は自然に消失しますが、病気は進行しています。
梅毒の感染は自覚症状がなかったり、症状が出ても感染に気付きにくいことがあり、発見が遅れる危険があります。
症状がなくても感染が心配な場合は検査を受けましょう。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。梅毒って、なに?(厚生労働省)(外部サイト)
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。Webで学ぶ梅毒(東京都保健医療局)(外部サイト)

梅毒の発生状況

梅毒の報告者数は、前年に比べ、女性は微減していますが、男性は増加し、全体での増加傾向は継続しています。

            《東京都の男女別患者報告者数推移》


出典:東京都感染症情報センター

特に女性の感染が急増中です

近年、特に、女性の報告数が増加しており、直近10年で約25倍となっています。
年代別でみると20歳代が多くの割合を占めています。
妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染し、死産や早産、新生児死亡や障がいをもって生まれてくる可能性のある先天梅毒を発症するリスクがあります。

          《東京都の年齢階級別報告者数推移(女性)》


出典:東京都感染症情報センター

予防方法

不特定多数の人とセックスを行うことがリスクを高めます。
セックスの際には感染部位と粘膜や皮膚が直接接触しないようコンドームを使用することが重要です。
ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚等でも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても100%予防できるとは限りません。
皮膚や粘膜に異常がある時には性的な接触は控え、早めに病院を受診しましょう。
また、梅毒は一度感染して治療を行い完治したとしても再び感染する可能性があります。
完治後も引き続き適切な予防策を取り、感染のリスクを下げるよう注意してください。

心配な時は検査を受けましょう!

梅毒の感染は血液検査で判断します。
梅毒の検査は感染の心配がある性的接触から3か月以上経過してから受けましょう。
また、感染が分かった場合は周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療することが大切です。

台東保健所では、原則毎月2回、HIV・梅毒の血液検査を無料・匿名で行っており、その日のうちに結果を知ることができます。
※梅毒のみの検査は実施しておりません。HIV検査が必須となります。
詳しくは検査のページをご覧ください。

台東保健所で行っている検査のご案内です。

全国の検査会場やHIV・性感染症についての情報をご覧いただけます。

お問い合わせ

台東保健所 保健予防課感染症対策担当

電話:03-3847-9476

ファクス:03-3847-9424

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