令和7年度台東区長奨励賞受賞者が決定しました
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更新日:2026年3月25日
令和7年度台東区長奨励賞受賞作品
彫刻科
『2025.03.03.14:52』 相原 彩七
【作品に対するコメント】
タイトルの日時、雪が降っていた。湯島の公園がある横のビルでその景色を見ていた。降り積もる後悔のように雪を見ていた。後悔はとめどないからいつも止めなきゃと思っている。だから形にして覚えていられるように制作した。
ビルの上から雪を眺める経験は少ない。
『たう』 藤田 野々
【作品に対するコメント】
布をかぶることにより消える自己性があると考えている。人と同じ見た目になることによって安心感をおぼえ、それを脱ぐことを躊躇し更に抑圧され身動きが取れなくなっている。この作品は雑巾を絞ったような大雨の日に室内に籠っている自刻像だ。雨が降ると外の音は雨の音でかき消され自分だけの空間が作られる。晴れた日には外に出ることを促されるがこの時は籠ることを許されている感覚がある。一時的な安全地帯を手に入れても止んだらまた外に出なくてはならないことを分かっていて様子を伺っている。
工芸科
『虚像:veil』小林 初夏
【作品に対するコメント】
美しいものについて考えた時に初めに浮かぶ姿。朧気で、曖昧で、光り輝いていたことだけが残っている。幼い私に降り注いだ美しさは蓄積されて、具体的な事実を失くしても今に強い影響を与えている。
自分の中にある原初のそれを掘り起こして形を与え、美しく仕立て上げてみよう。
付随する感情は虚にして、外側を均して、彫って、磨いて、装飾して、飾り立てよう。
それはきっと、私を再生させるだろうから。
『WAKAMONO』 出口 莉奈
【作品に対するコメント】
人は幼いころから、周囲の人たちとさまざまな形で気持ちの受け渡しをします。それは形に残るものもあれば、残らないものもあり、大小もさまざまです。私はそうしたやり取りを思い返すうちに、人の温度を感じられるものや手仕事を通して気持ちや願いを表すことに心を動かされていたのだと気付きました。そこから自分の作品を通して今までの”願い”これからの“願い”を表そうと思い、制作しました。
デザイン科
『My car』 岡本 竜青

【素材】スタイロフォーム、ジェッソ、ラッカー塗料、木材、アルミニウム、スチール、布、紙、LED、スチレンパネル
【作品に対するコメント】
自身『岡本竜青』をペルソナとした今からでも乗りたい車を妥協なしでデザインした。私自身近年動物に心を惹かれており、特に鳥類・爬虫類・昆虫に心を惹かれている。そしてその骨格・質感・佇まいから得られる自分自身が大好きな要素を研究し、車のフォルムへ落とし込み、大好きなフォルムの車を生み出すということをした。加えてベンチシートや窓ガラスのないオープンカーなど自分が好きな機能を詰め込んだ。
『測る前の雨』 山根 千花
【作品に対するコメント】
雨は同じ空から降りながら、季節や時間、受け取る側の気配によって表情を変える。日本の暮らしは長く雨と共にあり、降り方や間合い、その兆しを感じ取る感性が育まれてきた。しかし、降水確率や量が示されるようになり、雨は次第に測るものへと変わっていった。本作は、昔の人々にしかつけられないようなユニークな雨の名前を手がかりに、十二の雨景色を想像し、言葉に残された日本人の感性をたどる。
受賞作品の展示について
上野中央通り地下歩道内展示ブースの様子
受賞作品は、区民の皆様をはじめ多くの方々にご覧いただけるように、上野中央通り地下歩道内展示ブースに展示しております。
ぜひ、お立ち寄りください。
※地下歩道内展示ブースの場所は、こちらの地図でご確認ください。
これまでの受賞作品
これまでの受賞作品は、台東区ヴァーチャル美術館でいつでもご覧いただけます。
(台東区ヴァーチャル美術館はこちらから)
※台東区ヴァーチャル美術館は、台東区長奨励賞受賞作品のほか、台東区長賞受賞作品や法隆寺金堂・敦煌莫高窟の壁画模写作品、台東区立書道博物館所蔵作品などをご紹介しているサイトです。
お問い合わせ
文化振興課連携担当
電話:03-5246-1153
ファクス:03-5246-1515


















