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化学物質過敏症について

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更新日:2022年5月10日

化学物質過敏症をご存じですか

化学物質過敏症は、洗剤、柔軟剤、芳香剤、接着剤、塗料、殺虫剤、タバコ、排気ガス暖房等の燃焼ガスなど、日常生活で何気なく使用しているものに含まれる化学物質に接触することで、頭痛、めまい、吐き気、かゆみなどの症状があらわれる疾患です。発症するとごくわずかな化学物質に対しても敏感な状態になります。
日頃、何気なく使っている便利な「日用品」や気持ちの良い「香り」、害虫対策のための「薬剤」などに含まれる化学物質が、近くにいる方が困る原因になっていることがありますので、皆様のご理解をお願いします。

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は、最初にある程度の物質に曝露されると、アレルギー疾患でいう「感作」(一度侵入してきたアレルゲンをその時に体が記憶し、二度目に侵入してきた時すぐ攻撃できるようにしておくこと)と同じ状態となり、二度目に同じ物質に少量でも曝露されると過敏症状を起こすことです。また、特定の化学物質への接触がなくなっても症状が継続したり、全く異なる化学物質に対しても症状がみられることがあります。

主な症状

主な症状には次のようなものがあります。
  頭痛、めまい、吐き気
  目、鼻、喉などの粘膜に対する刺激
  皮膚のかゆみ、湿疹
  倦怠感や疲労感、感覚異常  など

原因となるもの

・香料等を含む洗剤、柔軟剤、芳香剤、消臭剤などの日用品や化粧品
・接着剤や塗料、住宅建材
・殺虫剤や虫よけスプレー、農薬
・タバコ、排気ガス暖房等の燃焼ガス  など

対処法

治療法が確立していないため、原因となる化学物質を避けることが最も有効な対処法です。

化学物質過敏症の方へのご理解とご協力について

化学物質過敏症は、化学物質と症状との因果関係や発症のメカニズム等について、未解明の部分が多い疾患です。誰もが発症する可能性があるため、他人事ではありません。先ずは、このような疾患があることをご理解ください。また、私たちは日常生活の中で様々な化学物質を使用していますが、自分が使用している化学物質で体調を崩し、苦しんでいる方がいる可能性があることを認識しておきましょう。化学物質過敏症へのご理解とご協力をお願いします。

・人が集まるところでは、洗剤、柔軟剤、香水などの香りが過度にならないように、使用を控えるなどの配慮をしましょう。
・殺虫剤、虫よけスプレーなどは、周囲の人に飛び散らないように注意しましょう。また、薬剤に頼らない駆除の方法(環境対策)を工夫しましょう。

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