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RSウイルス感染症

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更新日:2023年4月11日

RSウイルス感染症は、主に乳幼児で感染が流行する呼吸器感染症です

例年冬期に感染が流行していましたが、近年は7月頃から流行する傾向にあります。2021年は2か月程早く感染者数の増加が見られました。
報告されている患者の約75%以上1歳以下の乳児です。

RSウイルス感染症とは

RSウイルスを原因とする病気で、主な症状は発熱、咳、鼻水、咽頭痛、頭痛、倦怠感(元気がない等)など、かぜに似た症状です。

肺炎を起こすなど重症化することもあります。特に生後6か月未満の乳児や低出生体重児、心疾患、肺疾患、免疫不全のある方の場合は、重症化しやすいため注意が必要です。

感染力が強く、2歳までにほとんどのお子さんが1度はRSウイルスに感染すると言われています。どの年代でも再感染は起こりますが、年長児以降に重症化することは少ないです。

感染経路

ウイルスを含むしぶきが患者のくしゃみや咳で空気中に放出され、それを吸い込む(飛まつ感染)、あるいは手指を介して接触することにより感染(接触感染)します。

潜伏期間は4~6とされています。

熱などの症状が消失しても、ウイルスが排出される期間(発症から1週間程度)は感染力があるため、注意が必要です。

予防のポイント

予防接種はありません。

予防には、手洗い、咳エチケットが有効です。

飛まつ感染や接触感染であることから、 咳エチケット手洗いの励行に努めましょう。家族など身近に感染している人がいる場合、 タオルの共有は控えましょう。

先天性疾患や、慢性肺疾患など基礎疾患のあるお子さんの場合には、重症化のリスクを考慮し主治医の判断で予防的な投薬を行う場合があります。かかりつけ医と相談し、助言を受けるようにしてください。

RSウイルス感染症の治療

特別な治療法はなく、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)が行われます。

お問い合わせ

台東保健所 保健予防課感染症対策担当

電話:03-3847-9476

ファクス:03-3847-9424

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