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狩野芳崖墓

ページID:850928359

更新日:2010年11月5日

長安寺
平成3年度登載

 画家狩野芳崖は、文政11年(1828)の生まれ。伝統的な狩野派の画風に西洋の画法を取り入れて近代日本画の発展に大きく貢献するとともに、東京芸術大学美術学部の前身・東京美術学校の創立にも尽力した人物です。明治21年11月5日61歳で没しましたが、絶筆・悲母観音図ひぼかんのんず(重要文化財、東京芸術大学所蔵)は今も高い評価を得ており、友人岡倉天心は芳崖の死後、東京美術学校のため、君が生前に於いて尽くされたる其功績を思い、追慕の至りに堪えずと追悼の辞を述べています。

谷中長安寺墓地には、芳崖と妻ヨシ(明治20年7月10日没)の墓所があります。総高109.9センチメートル。正面に芳崖夫妻の戒名・東光院臥龍芳崖居士 性静院花室妙愛大姉、右側面には各々の忌日を刻んでいます。狩野芳崖墓所は、日本の近代美術史に大きな足跡を遺し、上野の歴史にも関わりの深い人物の史跡として貴重です。

また、長安寺本堂の前面に建つ狩野芳崖翁碑は、芳崖の略歴を刻んだもの。総高220センチ、幅85.5センチメートル。大正6年の造立です。

狩野芳崖墓
狩野芳崖墓

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