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ねずみの防除

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更新日:2010年10月22日

ねずみ

ねずみは、食品を食い荒らすだけでなく、サルモネラ菌や赤痢菌などを媒介したり、ねずみに寄生しているイエダニが人を吸血するなどの衛生上の被害があります。また、家屋や家具、配線をかじられるなどの被害も発生しますので注意が必要です。

ねずみの習性

  • 夜間活動性の動物で、感覚器官(耳や鼻)が発達し、非常に用心深いです。
  • 人影が無いような場所では、昼間でも活動することがあります。
  • 通路や物陰に沿って行動し、一定の通路を通ります。
  • 雑食性で少量ずつ、1日に自分の体重の約4分の1の量を食べます。
  • ねずみの歯は生涯伸び続けます。1年間に1センチメートル程度伸びるため、絶えず何かをかじって歯を削る習性があります。
  • 繁殖力が強く、生後3ヶ月から出産し、年に6から7回分娩し、1回に6から8匹の子供を産み、寿命は2から3年です。

ねずみの種類

私たちの住環境に影響を及ぼすねずみは、おもにドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類です。

ドブネズミ

3種類の中では最も大型で獰猛です。体長20から25センチメートルで、300グラム以上のものもいます。
耳は厚く小さく、尾が体長より短いです。雑食性で動物質の食べ物を好みます。寒さには比較的強いです。
厨房、台所、浴室など主に地上周辺で活動し、下水管などを通して屋内に侵入します。

クマネズミ

体長15から20センチメートル、100から150グラムとドブネズミよりやや小さく、体つきはスリムです。耳は薄くて大きく、尾が体長より長く、警戒心が強く臆病です。
よじ登る能力が著しく高く、都市のビル環境に適応しています。近年、住宅地で被害を拡大させているのは主にこの種類です。
屋内、天井裏など、比較的高い場所や乾燥した場所に生息します。

ハツカネズミ

体長5から10センチメートル、12から15グラムと小型で、ドブネズミやクマネズミの子供と間違いやすい大きさです。耳は丸く大きく、足は細く、尾は体長よりも短く、雑食性で植物質(穀類等)を好みます。警戒心は他種より弱いです。

ねずみの防除方法

屋内のねずみについて

屋内で見かけるねずみはクマネズミが主流です。
クマネズミはよじ登る能力が高いため、地上からだけでなく、電線を伝って屋上から屋内に侵入することがあります。
そのため、以下の点に留意し、効果的に防除しましょう。

環境対策による防除

屋内でねずみを防除するには、ねずみの住みにくい環境や条件をつくることが重要です。

1.餌となる食物をなくす
ねずみは雑食性で人間の食べ物はもちろん、ペットフード、石けん、生け花などいろいろなものを食べます。食品、食べ残しは、密封できる容器に収納してください。生ごみなども蓋の閉まる容器に保管しましょう。

2.巣づくりの場所や材料をなくす
巣は、ねずみ自身の身を守り、繁殖するために欠かせないものです。
床下、天井裏、押し入れ、引き出しなどに巣づくりしますので整理整頓、清掃管理を心がけて下さい。
特に、紙くず、布きれ、ビニールなどは巣づくりの材料になるので放置しないようにしましょう。

3.出入口をふさぐ
ねずみは1センチメートルの穴でも通り抜けることがあります。家の周りを点検し、通気口には金網をはり、不要な穴やすき間は金属のタワシなどで塞ぎましょう。
出入り口になりやすい場所は、床下の通風口、エアコンなど配管の導入部、換気扇、戸袋などがあります。丁寧に点検し、ねずみの侵入口になっていないか確認してください。

トラップによる防除

トラップには、主に粘着シート、生け捕り式(カゴ式ねずみ捕り)、圧殺式(バネ式ねずみ捕り)があります。

トラップ(ねずみ捕獲器)は、安全性や衛生面の観点から粘着シートの使用が一般的です。
仕掛ける際は、ねずみのフンが落ちている場所や、通り道となりそうな壁際に出来るだけ多く隙間なく設置してください。
ねずみは用心深いので根気強く行ってください。

薬剤による防除

薬剤(殺そ剤)の効果はねずみの種類により差があり、ドブネズミには効果が高いですが、クマネズミは警戒心が強く、薬剤に抵抗力のある個体が増えています。

【注意点】
トラップや殺そ剤の不適切な使用により、事故等が発生しています。使用上の注意・説明書をよく読み、取り扱いには十分注意しましょう。
また、トラップや殺そ剤による防除は一時的な効果しか得られません。侵入口や住みやすい環境があれば、それを改善しない限り、またねずみの数が増えていきます。

屋外のねずみについて

屋外で見かけるねずみはドブネズミが主流です。
ドブネズミは餌場の近くに巣穴を作るため、次のような対策が重要になります。

環境対策による防除

1.餌となるごみを無くす
ねずみは毎日体重の約4分の1の食べ物がなければ生きていけません。
そのため、餌となるごみを管理することが効果的です。
特に、生ごみをビニール袋のまま出すと、ねずみがビニールをかじり、中の生ごみを餌として食べる恐れがあります。
生ごみは蓋つきのごみ箱や密閉した容器に入れ、ねずみの餌場とならないような環境を作りましょう。

2.ねずみの巣作りを防ぐ
ねずみは、餌場の近くの植え込み等に巣穴を作ったり、段ボールの中、戸棚、ごみ置場など人目のつかない場所に巣を作ります。
そのため、建物同士の隙間や施設の周りは整理整頓し、物陰を作らないようにしましょう。
また、ビニール袋、紙くず、布切れは巣の材料になるため、適切に保管しましょう。

パンフレットの配布

台東保健所では、屋内ねずみ対策のアドバイスをまとめた「ねずみ防除の手引き」を窓口で配布しています。どうぞご利用ください。

お問い合わせ

台東保健所 生活衛生課 環境衛生担当

電話:03-3847-9455

ファクス:03-3841-4325

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