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HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種

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更新日:2023年5月29日

HPVワクチン接種の積極的勧奨の再開について

 HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種は、国の勧告により、ワクチン接種後の副反応について十分に情報提供できない状況にあったことから、平成25年6月から令和3年度までの間、予防接種予診票をお送りしていませんでした(積極的な勧奨の差し控え)。
 この間、国においてHPVワクチンの有効性及び安全性に関する評価、HPVワクチン接種後に生じた症状への対応、HPVワクチンについての情報提供の取組み等について継続的に議論が行われてきました。その結果、最新の知見を踏まえ、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和4年4月1日より積極的な勧奨を再開することが決定されました。

なお、接種の際には、HPVワクチンの効果と接種による副反応のリスクを十分に理解したうえで、医師とよく相談し接種を行ってください。

ワクチンに関する情報については、国のホームページをご覧ください。

9価のHPVワクチンの定期接種が開始されます

 令和5年4月1日より従来の2価・4価ワクチンに加えて、新たに9価ワクチンが、HPVワクチンの定期接種で用いられるようになりました。これまでに区からお渡しした予診票を使って、9価ワクチンの接種を受けることができます。

HPVワクチンの効果

 子宮がんのうち子宮の入口にできるがんが子宮頸がんです。日本では女性のおよそ300人に1人の方が、生涯のうちに子宮頸がんで亡くなると推定されています。
 子宮頸がんの主な発生原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)で、HPVワクチンは、HPVの感染を予防するので、結果的に子宮頸がんが予防されます。
 HPVが主に性交渉で感染することから、初回性交渉前に子宮頸がん予防ワクチンを接種することが推奨されています。
 子宮頸がんは検診で容易に発見できるので、子宮頸がん予防には、ワクチン接種後も、20歳になったら定期的な検診を受けることが大切です。

参考リンク

副反応

局所反応(およそ10人に1人)

  • 接種した部位の痛み
  • 接種した部位が赤くなる
  • 接種した部位の腫れ

全身反応

  • 筋肉痛、関節痛、頭痛、腹痛(およそ10人に1人)
  • じんましん、めまい、発熱(10人に1人未満)

重い副反応

  • アナフィラキシー・ショック

全身のじんましんや、嘔吐、呼吸困難、血圧低下などの激しい全身アレルギー症状(およそ96万接種に1回)

  • ギラン・バレー症候群

急速に悪化する手足などの筋力低下、感覚鈍麻などの全身症状(およそ430万接種に1回)

  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

発熱、頭痛、目が見えにくい、手足の筋力低下、感覚鈍麻などの全身症状(およそ430万接種に1回)

  • 複合性局所疼痛症候群(CRPS)

さまざまな慢性の痛み(およそ860万接種に1回)

  • 血管迷走神経反射

失神(頻度不明)
接種後は医師の指示に従って、しばらく待機するようにしましょう。

医薬品医療機器総合機構 重篤副作用疾患別対応マニュアル

ワクチンの安全性

厚生労働省の専門家会議では「これまでの副反応報告によって、その安全性において重大な懸念は認められない」とされています。
WHO(世界保健機関)の専門委員会も、2015年12月17日に安全声明を出しています。

対象者・費用

対象者

小学校6年生(12歳相当)から高校1年生(16歳相当)の女性

標準接種期間

中学校1年生(13歳相当)の年齢のときに2回または3回

接種有効期限

小学校6年生に相当する年度の当初から高校1年生に相当する年度の末日まで

費用

無料

ワクチン接種が受けられない方

  • 妊娠している方
  • 37.5度以上の熱がある方
  • 重篤な急性疾患にかかっている方
  • 免疫異常のある方
  • ワクチン成分に対するアレルギーのある方
  • 以前ワクチン接種後30分以内に、アナフィラキシー・ショックを起こしたことのある方
  • 医師が不適当な状態と判断した方

ワクチン接種を受ける際に医師との相談が必要な方

  • 妊娠している可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 心臓病・腎臓病・肝臓病や、血液の病気、発育障害などの基礎疾患のある方
  • 以前ワクチン接種後2日以内に、発熱、発疹、じんましんなどがみられた方
  • 以前けいれんを起こしたことのある方

接種回数

(1)サーバリックス(2価)

初回接種後1か月あけて2回目、初回から6か月以上あけて3回目を接種

(2)ガーダシル(4価)

初回接種後2か月あけて2回目、初回から6か月以上あけて3回目を接種

(3)シルガード9(9価)

【2回接種の場合】初回接種後6か月以上あけて2回目を接種

【3回接種の場合】初回接種後2か月あけて2回目、初回から6か月あけて3回目を接種

※15歳までにシルガード9で1回目の接種を開始し、2回目接種までの接種間隔を5カ月以上空けた場合のみ2回の接種で接種完了とすることが可能です。

接種方法

接種の前に、「子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種をご希望の方へ」、「HPVワクチン(ガーダシル)を接種される方へ」及び「HPVワクチン(シルガード9)を接種される方へ」をよく読んで、納得してから受けましょう。

通知時期

標準接種期間の前の3月下旬

接種場所

  • 区内の協力医療機関にて実施しています。

日時は医療機関により異なりますので、事前にご確認ください

  • なお、23区内の指定医療機関でも接種することができます。希望される場合は、他区の保健所か医療機関へ直接お問い合わせください。
  • 当日は予診票と母子健康手帳を必ずご持参ください。

接種当日

  • 予診票と母子健康手帳を、医療機関にお持ちください。
  • なお、13歳以上の方は、予診票と同意書の両方に保護者が署名し、持参すれば保護者の同伴なしでも予防接種を受けることは可能ですが、接種後の失神について国などから特に注意喚起がされていますので、未成年者の予防接種の原則のとおり、保護者などの同伴をお勧めします。

接種後

  • 予防接種を受けたあと30分間は、急な副反応が起こることがあるので、接種場所でお子さんの様子を観察しましょう。
  • 接種当日は、はげしい運動はやめましょう。
  • 入浴は差し支えありませんが、接種部位はこすらないように注意しましょう。
  • 接種後30分は、血管迷走神経反射と考えられる失神が起こることがあります。失神による転倒を防ぐために、接種後は医師の指示に従って、背もたれのある椅子などに体重を預けられるような場所で、なるべく立ち上がることを避けて、しばらく待機するようにしましょう。
  • なお、痛みやしびれが2週間から4週間続いた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

参考

予防接種による健康被害救済

 予防接種による副反応により、生活に支障の出るような障害を残す等健康被害が生じた場合、予防接種法に基づく救済を受けることができます。
 ただし、その健康被害が予防接種によるものなのか、国の審査会で審議し、予防接種によるものと認定された場合に限ります。
 詳細は国のホームページをご覧ください。

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お問い合わせ

台東保健所 保健予防課予防担当

電話:03-3847-9471

ファクス:03-3847-9424

電子申請
※台東区に転入された方や紛失等により予防接種予診票がお手元にない方は、予診票の交付受付を実施します。

予防接種予診票の交付受付

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