姉妹都市グラズサックセ市を訪問しました。
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更新日:2025年9月9日
台東区とデンマーク・グラズサックセ市は、令和7年に姉妹都市提携25周年を迎えます。提携25周年に向け、令和6年8月に台東区を代表して髙森喜美子台東区議会議長、野村武治台東区副区長がグラズサックセ市を表敬訪問しました。トリーネ・グレーゼ市長と面会し、これまでの友好関係に感謝の意を伝えるとともに、令和7年に迎える姉妹都市提携25周年の記念すべき年を契機に、より絆を深めていくことを確認しました。
デンマーク・グラズサックセ市表敬訪問
(左写真:左から)野村武治台東区副区長、髙森喜美子台東区議会議長、トリーネ・グレーゼ市長
グラズサックセ市庁舎前で、トリーネ・グレーゼ市長にお出迎えいただきました。また、姉妹都市提携を記念して2002年に市庁舎敷地内に植樹された桜「ソメイヨシノ」をご案内いただきました。
グラズサックセ市が取り組んでいるDXや福祉施策について説明をしていただきました。
・スマートごみ箱
市庁舎敷地内や公園などに設置されている「スマートごみ箱(Smart Waste Bins)」は、天板部分がソーラーパネルとなっており、ごみを内部で圧縮する機能やリアルタイムで空き状況を監視する機能を搭載し効率的に回収できるなど、廃棄物管理に大きく貢献することが期待されています。
・行政手続きのDX化
国のデジタル化政策に基づき、グラズサックセ市においても、多くの行政手続きがオンラインで完結する仕組みが整備されています。市民は個人IDを所有しており、市役所の窓口に足を運ぶことなく、自宅のパソコンやスマートフォンから「市民ポータル」にアクセスすることで、24時間いつでも手続きをすることができます。また、デジタル機器の操作に不慣れな市民を取り残さないよう、講習会の開催や、市役所などで職員が申請補助をするなど、手厚いサポート体制も整えられています。
・嚥下食の工夫
嚥下食は、食材を細かく刻んであったり、ペースト状だったりと、そのままでは見た目があまり良くないため、グラズサックセ市の福祉施設では、できる限り元の食材や料理の形に近づけて提供し、視覚的にも食事を楽しんでもらえるよう、食生活の質を保つ工夫がされています。
・生活をサポートする器具のショールーム見学
高齢者や疾患のある方の生活をサポートするテクノロジー(便利グッズ、設備)を手に入りやすい価格かつ使いやすいものをコンセプトに、グラズサックセ市と企業が連携して開発に取り組んでいます。この取り組みは、日常生活の自立のサポートや介護従事者の負担軽減などに寄与しています。また、グラズサックセ市の福祉施設では、開発した製品を揃えたショールームを設け、自身で体験することができるようになっています。
・居住型介護施設の視察
施設では、特別なニーズを持つ市民に支援とケアを提供しており、歩行補助器具やデジタルおむつ、感覚室(五感に働きかけ、気分を落ち着かせるための設備が整った部屋)などの福祉技術を視察しました。
お問い合わせ
都市交流課
電話:03-5246-1193
