このページの先頭です
このページの本文へ移動

令和2年第2回区議会定例会 区長発言

ページID:550347245

更新日:2020年6月2日

はじめに

 令和2年第2回区議会定例会の開会にあたり、一言申し上げます。
 先月25日、約1か月半ぶりに緊急事態宣言が解除され、外出の自粛や休業要請の段階的な緩和など、活気に満ちあふれた日々を取り戻すための新たなスタートが切られました。
 しかしながら、都内における新たな感染の確認は未だに続いており、依然として気を緩めることはできません。小中学校では、現在、分散登校を実施しており、また、経済活動が大幅な縮小を余儀なくされるなど、区民生活と区内経済への影響は極めて深刻な状況が続いています。
 このような状況の中、基礎的自治体である本区が、まず為すべきことは、区民の生命と健康を守り抜くこと、そして、区民の生活や事業者をしっかりとお支えすることです。 
 同時に、ウイルスとの長い闘いを見据え、感染の再拡大を防止するための取り組みを着実に進めながら、新たな日常を作り上げていく必要があり、区民や事業者の皆様をお支えする区役所業務についても、改革を進めていかなければなりません。
 こうした考えのもと、新型コロナウイルス感染症の影響を最小限に抑え、本区が有する、「ひと」の活力と「まち」の魅力が最大限に発揮されるよう、私は、次の3つの柱を基に、今後の区政運営を進めてまいります。

今後の区政の運営について

 柱の第1は、「区民の生命と健康を守り抜く」ことです。
 新型コロナウイルス感染症対策を着実に進めるとともに、今後の感染の再拡大に備え、感染症対策資材の備蓄に努めてまいります。また、地域医療の中核を担う永寿総合病院の医療提供体制の強化に向けた支援などに取り組み、区民の生命と健康を守り抜いてまいります。
 第2は、「区民の生活や事業者をしっかり支える」ことです。
 日々の暮らしに甚大な影響が生じている、皆様の不安を払拭するために、引き続き、定額給付金の支給や、事業活動への資金繰りの支援、経営相談の充実などに全力を挙げて取り組んでまいります。また、児童・生徒の学習機会を確保するため、一人1台の端末の整備によるICT教育環境の充実を図ってまいります。
 第3は、「新たな日常に対応した区役所への変革」です。
 感染症への対応として、現在、郵送やパソコンなどを活用した行政手続きを勧奨しています。今後は、更なる手続きの簡素化と利便性の向上を図るため、オンライン化やキャッシュレス決済などを一層推進していきます。さらに、働き方改革に向けた取り組みを加速させるなど、新たな日常に対応すべく、区役所業務の改革を進めてまいります。
 以上、3つの柱について申し上げましたが、感染症の影響により、経済活動は大幅に制限されており、今後の区の財政収支への深刻な影響が危惧されます。
 こうした状況を踏まえ、当面の区政にあたっては、優先度の高い施策や事業に重点的に取り組んでいく必要があることから、施策や事業の見直しを進めてまいります。

おわりに

 最後に申し上げます。
 新型コロナウイルスの新たな感染の確認は続いているものの、その数は減少し、事業活動も徐々に再開されるなど、私達は感染症を克服するその日に向かって、一歩一歩、確実に前進しています。
 しかしながら、感染症の第2波、第3波に備え、引き続き日常生活における警戒を怠ることはできません。
 区民の生命と財産を守り抜くという区長としての責任と使命を、しっかりと胸に刻み、全力で区政に邁進してまいりますので、区議会の皆様、区民の皆様、引き続き区政へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 なお、本定例会には「東京都台東区教育振興基金条例の一部を改正する条例」ほか、10件の議案を提出しています。よろしくご審議のうえ、いずれも可決賜りますようお願い申し上げます。
 以上をもって私の発言を終わらせていただきます。

(注 本文は口述筆記ではないため、表現その他若干の相違があります。)


服部区長

お問い合わせ

企画課

電話:03-5246-1012

ファクス:03-5246-1019

本文ここまで

サブナビゲーションここまで