平成20年度　したまちTAITO産業賞受賞企業

有限会社みはしは、昭和23年創業以来、あんみつ、小倉アイスなどを提供してきた企業です。歴史・伝統もさることながら、地元に根をはった営業を行い、地域、商店街にも貢献されています。また、食の安全と安心にこだわり、人材の育成にも積極的に取り組んでいます。みはしを見たり聞いたりすると自然に笑顔がこぼれ、お店に入るとほっとして、あんみつを召し上がるとそのおいしさに感動する、そんな企業でありたいと願っています。

株式会社滝田商店は仏壇仏具販売を、単なる物品の受け渡しではなく、「心の支えのお手伝い」であると考えています。仏事のしきたりや仏壇仏具のことをわかりやすく伝えるために、業界ではいち早く、平成12年からホームページを開設し、仏事相談にも積極的に対応しています。平成15年には今まで業界では難しいとされていた総無垢材の「永久仏壇」の開発に成功、天然素材100％の伝統工芸仏壇として大いに注目されています。また、平成18年にはお客様の要望に応え、社長自ら「仏事・仏壇がよくわかる」を執筆・出版するなど、文化継承にも積極的に取り組んでいます。

株式会社エムアイシーは、マニアだけでなく、普通の人々の間でも馴染み深いものとなったフィギュアの造型を行っている会社です。平成13年からは、長年培ってきたアナログ造型技術をベースに、新たなデジタル造型を手掛け、造型分野の更なる可能性を広げています。また、私たちの生活等から出る不要となった有機資源から、プラスチックにかわる「バイオマスチップ」を開発し、自然のぬくもりを感じる地球にやさしいエコロジーな商品を製造するなど、常に新しいフィールドに挑戦し続けています。

土屋産業株式会社は、昭和7年、現社長土屋陽子氏の祖父が創業したステッキ製造の老舗企業です。ステッキを使用する人の立場にたち、手元支柱の色や素材が選択出来るこだわりの製品作りを心がけており、使いやすく安全で高品質なステッキ製造を目指し、職人が一本一本手作りで製造しています。”顧客第一”　”こだわりの素材を用いた安全でより良いもの”をモットーに今まで培った技術・経験を守りながらも時代の変化と顧客ニーズに敏感に対応し、常に新しい製品作りへの取り組みを積極的に行っています。

有限会社野村製作所は、札入れ、名刺入れ、小銭入れ等の袋物を製造している企業です。創業以来の伝統的な技術を守りながらも、時代の変化に対応した新たな製品開発にも積極的に取り組んでいます。その成果として、平成20年に香港で開催されたアジア最大の皮革製品の見本市「アジア・パシフィック・レザーフェア」において、同社製品が、ベスト・レザー・グッズコレクションとして顕彰されました。国内外に日本製品の優秀性をアピールしています。