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銅造地蔵菩薩立像

ページID:462951870

更新日:2026年4月1日

寛永寺
令和8年登載

 本銅造地蔵菩薩立像は、銅製、鋳造で、像高は157.0cm、髪際高は148.2cmあります。正面脚部の銘文により、六十六部供養仏として、近江国甲賀郡の入西が願主となって制作されたことが知られます。また蓮華座には、多くの交名が陰刻され、本像制作に際する人々の結縁の様相がうかがえます。 
 像を制作した鋳物師は、宇田川善兵衛藤原重賢です。宇田川善兵衛は、江戸中期に3代にわたって、それぞれ長重・重賢・重勝と名乗って活躍しました。宇田川善兵衛の作例は3代を通じて21例を数えますが、そのうち重賢の作例は銅鐘、銅燈籠、銅造仏など13例です。そのうち台東区内に目を向けると、浅草寺の銅造阿弥陀如来坐像(平成24年に台東区区民文化財台帳に登載)の両脇侍像が宇田川善兵衛重賢の制作であるといいます。ただし、両像は現在勢至菩薩の台座を除き失われており、その唯一現存する台座は、同寺の銅造観音菩薩坐像(平成26年に台東区区民文化財台帳に登載)の台座として転用されています。本像は、宇田川善兵衛重賢の作例の中では年紀が最も新しいですが、現存唯一の鋳銅製の仏像です。 
 本像は、像本体や台座に刻まれている銘文から、奉納者、造立趣旨、制作者、制作年代などを知ることができます。本像を制作した宇田川善兵衛重賢は、3代にわたって活躍した江戸を代表する鋳物師ですが、失われた作例も多く、本像はその作風を伝えるものとして貴重な遺品であり、江戸の鋳物師について考えるうえで基準となる作例の一つです。また、江戸中期の信仰、宗教活動を知るうえでも重要です。 


銅造地蔵菩薩立像

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生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)

電話:03-5246-5828

ファクス:03-5246-5814

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