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女性の飲酒はほどほどに

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更新日:2020年6月4日

台東区民の女性の飲酒状況(※平成29年度総合健康診査(国保)受診者)

●飲酒習慣
 男女ともに飲酒習慣がある人の割合は全国平均よりも高くなっています。
 特に女性の「毎日飲酒」は、全国平均の約2倍となっています。

毎日飲酒習慣がある人の割合(%)
 
台東区 44.9% 19.1%
44.4% 10.6%

●飲酒量
1合以上飲む人の割合は、男女ともに全国平均よりも高くなっています。

1合以上飲酒する人の割合(%)     
 
台東区 62.8% 31.3%
54.8% 16.3%

女性の飲酒量

女性は男性よりお酒に弱い体質です。

 女性は肝臓が小さいことや、女性ホルモンがアルコール代謝を抑制するため、肝臓への負担が大きくなります。女性の適正な飲酒量は男性の1/2から2/3くらいとされていますので、注意が必要です。

 通常のアルコールを分解する力を有する日本人の「節度ある適度な飲酒」の量は、1日平均純アルコールで約20g程度とされています。
 ただし、一般にアルコールの影響を受けやすい女性や高齢者、お酒に弱い人は、より少ない量が適当であり、飲酒習慣のない方に対しては、この量を推奨するものではありません。

 純アルコール量(g)は摂取量(ml)×度数または%/100×0.8(比重)で計算できます。
 厚生労働省では適正飲酒1日1合まで(純アルコール20g)としています。週に2回は休肝日を設けましょう。

アルコール適正量

女性の飲酒によるリスク

●乳がんと飲酒の関係
 女性の中で最も多いがんである乳がんも、飲酒と関係があると言われています。乳がんのリスクとして、女性ホルモンや運動不足、肥満など様々な要因が知られています。アルコールもその一つで、飲酒量に比例してがんのリスクも高まります。

●妊娠中や授乳中はお酒を控えましょう
 妊娠中は少量であったとしてもお酒を飲んではいけません。妊娠中の女性が飲酒をすると、胎盤を通じてアルコールが胎児の血液に入り、生まれてくる赤ちゃんに体重の減少・脳の障害など、様々な悪影響が出てくる原因となる可能性があります。
 
 また、授乳中のお母さんの飲酒は、母乳を通じて赤ちゃんにお酒飲ませることになってしまいます。アルコールが母乳に移行する割合は高く、血液中のアルコール濃度と母乳中の濃度はほぼ同じと言われています。授乳中にお酒を飲んではいけません。

妊婦と赤ちゃんママ

適切な飲酒のための4つのポイント

 (1)お酒を飲むなら料理も一緒に
 食べながら飲むことで、急激な血中アルコール濃度の上昇を抑えることができます。また、飲みすぎ抑制の効果も期待できます。ただし、アルコールは食欲を増進することがあるため、食べすぎには注意が必要です。おつまみは脂肪や食塩が多いものを控え、栄養バランスと食事を考えて、摂取エネルギーを抑えましょう。

(2)「楽しく」飲む
 お酒は談笑しながら楽しく飲むことが基本です。「ストレス解消法がお酒しかない」という方はお酒以外の気晴らしになる方法を見つけましょう。

(3)自分のからだを「大切に」飲む
 どんなにお酒が強い人でも飲みすぎると健康を害してしまいます。人生を通しておいしくお酒を楽しむためには、自分に合ったお酒との付き合い方を見つけてみましょう。
  ◎厚生労働省では適正飲酒1日1合まで(純アルコール20g)としています。
  ◎週に2回は休肝日を設けましょう。

(4)定期的に「健康診断」を受けましょう
 定期的に健康診断を受け、飲みすぎていないか、肝機能の状態をチェックしましょう。

お酒は適正量を心がけましょう

お問い合わせ

台東保健所 保健サービス課保健指導担当

電話:03-3847-9497

ファクス:03-3847-9467

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