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女性の喫煙気を付けて

ページID:984250085

更新日:2020年6月4日

台東区の女性の喫煙状況(※平成29年度総合健康診査(国保))

台東区は男女ともに喫煙している人の割合は全国平均よりも高くなっています。特に女性は全国平均の約2倍となっています。
たばこは依存性を持つ薬物で、男性より女性の方がタバコの害を受けやすいと言われています。

喫煙する人の割合(%)
 
台東区 25.6 11.9
23.5 5.9

台東区の女性の喫煙率

タバコが女性に与える影響

●美容と健康の大敵、タバコ
 血流を悪くするうえ、ビタミンCを破壊するタバコは、お肌のしわやしみはもちろん、たるみ、くすみの原因になります。
 歯の黄ばみ、歯ぐきの黒ずみ、口臭も自分では気づきにくいだけで、周囲からは気になります。
 年齢を重ねるにつれて非喫煙者との差は歴然とし、実年齢よりもずっと更けて見えてしまいます。
 喫煙本数が多い人ほど閉経の時期が早まり、ホルモンが低下し、骨粗しょう症の発生が促されます。
 さらにタバコは肌荒れやシワ、シミ、歯の黒ずみや歯周病の原因になり、美容の大敵といえます。

●乳がんのリスクが高まります。
 乳がんは40~50代に多いですが、近年は比較的若い世代でも多くなっており、それには喫煙が大きく影響しているようです。
 閉経前で、喫煙も受動喫煙もない女性に比べて、喫煙する女性は3.9倍も乳がんにかかる確率が高くなっているという研究があります。

●メタボリックシンドロームになりやすくなります。
 喫煙が動脈硬化を促進すること、喫煙と糖尿病との関連も明らかになっています。
 喫煙は血圧、糖代謝、脂質代謝に悪影響を及ぼし、メタボリックシンドロームのリスクを増加させます。
 また、受動喫煙によって周囲の人もメタボリックシンドロームのリスクが上がります。 

●妊娠・出産などへの悪影響があります。
 妊婦の女性が喫煙すると、タバコの煙が胎盤を通じて胎児に悪影響を与え、子宮内での発達が遅れることが分かっています。
 先天異常、早産・死産、分娩時の異常といった危険が高まることも明らかになっています。

●受動喫煙の危険性
 タバコを吸わない人が、他人のタバコの煙を吸ってしまうことを「受動喫煙」といいます。
 タバコの先から立ち上る煙(副流煙)には、喫煙者が吸い込む煙(主流煙)よりも多くの有害物質が含まれているため、タバコを吸わない人にも様々な悪影響を及ぼします。

 成長期の子どもがタバコの煙を吸うと、風邪をひきやすくなったり、気管支炎、喘息発作、中耳炎など、いろいろな病気にかかりやすくなります。
 また、毎年赤ちゃんの誤飲事故の原因の第1位はタバコです。
 それまでは元気だった赤ちゃんが眠っている間に突然死んでしまうSIDS(乳幼児突然死症候群)の原因の一つにもタバコが関連していると考えられています。

タバコの害

禁煙してみませんか

 少しでも「タバコをやめてみようかな」と思うなら、ぜひ禁煙にトライしてみてください。一度で成功しなくても、あきらめないことが大切です。

●禁煙外来
薬を使って、お医者さんのサポートを受けながら禁煙する、成功率が高い方法です。一定の条件を満たせば、健康保険が適用されます。お医者さんから自分に合ったアドバイスも受けられるので、依存度の高い人にはおすすめです。

●禁煙補助剤
 禁煙外来に行くのは気が引けるけど、自分ではちょっと…という方は禁煙補助剤を活用してみてはいかがでしょうか。薬局ではニコチンガムとニコチンパッチが購入できます。ガムやパッチからニコチンを吸収し、吸いたい気持ちを和らげることができるといわれています。

●自分でやってみる!
自分の気持ち一つで始めることができ、いつでもどこでも手軽にチャレンジできます。禁煙日記をつけたり、誰かと一緒に取り組んだりすると、継続しやすいようです。マイペースにできるのがこの方法の良いところです。
※妊娠中、授乳中の人や持病のある人が薬剤を使う場合は、必ず事前に医師や薬剤師にご相談ください。

お問い合わせ

台東保健所 保健サービス課保健指導担当

電話:03-3847-9497

ファクス:03-3847-9467

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