令和8年第3回区議会定例会 区長発言
ページID:443675581
更新日:2026年9月8日
はじめに
それでは、改めて定例会の開会にあたりご挨拶を申し上げます。
生涯学習の総合的な拠点として、交流スペースや展示スペースの設置、ICTを活用した学習環境の整備など、機能強化を図るための改修工事を行っていた生涯学習センターが、いよいよ11月15日にリニューアルオープンします。
オープンに先立ち実施する記念式典では、台東区上野の森ジュニア合唱団や台東区ジュニアオーケストラによる演奏などを行います。新たに生まれ変わった生涯学習センターに、是非、ご来館いただければと思います。
今後も、生涯学習推進計画に掲げる「学び 活かし みんながつながる台東区」の実現を目指してまいります。
さて、国の月例経済報告では、景気は緩やかに回復しているとしつつも、中東情勢や自然災害の影響を引き続き注視する必要があると示されています。また、物価の高騰は依然として、区民生活や事業活動に影響を及ぼしています。
区ではこれまで、全世帯を対象とした食料品等高騰対応給付金の支給などを行っており、現在も、保育所や介護・障害福祉サービス事業者、公衆浴場等に対する光熱費などの支援を行っているところです。
引き続き、区民生活や事業活動を守り支えていくため、社会情勢の変化による影響を注視し、必要な施策を臨機応変に実施するとともに、中長期的な視点に立って、施策を展開してまいります。
清川二丁目プロジェクトの推進と北部地域の活性化について
次に、清川二丁目プロジェクトの推進と北部地域の活性化について申し上げます。
台東区都市計画マスタープランでは、北部地域の将来像を「人々が共生し住み働き続けられる便利なまち」として掲げ、旧東京北部小包集中局の跡地である清川二丁目用地を、賑わい・交流の場を創出する地域拠点に位置付けています。
地域住民の皆様との意見交換会や区民アンケート等で寄せられたご意見を踏まえ、本年7月には、当該用地の活用に係る基本的な考え方をまとめた「清川二丁目プロジェクト基本構想」を策定しました。
本プロジェクトでは、スーパーマーケットやカフェ等の民間施設や、新しいカタチの公共施設「多世代交流拠点」のほか、新たな清掃車庫等を整備します。
多世代交流拠点には、読書に親しめる空間や交流スペース、屋内の遊び場、運動広場等を整備し、多様な人々が交わり、つながり、賑わいを生み出す施設としてまいります。
今後、民間施設を整備するイオンリテール株式会社と基本協定を締結するとともに、基本構想の具体化を図るため、基本計画の策定を進めてまいります。
北部地域においては、リノベーション型まちづくりのプロジェクト「タイトーキタリズム」に取り組んでいます。これまで、まちの魅力の情報発信や外部講師を招いた勉強会を実施してきました。今年度は、地域の大人と子供達がふれあいながらまちづくりについて考える「まちミーティング」を石浜公園で開催したほか、アサヒ会通りのイベントと同時開催で、空き店舗を活用した企画を実施しました。今後も、地域の方々が気軽にまちづくりに参加できるよう、プロジェクトを展開してまいります。様々な取り組みを通じ、人と人がつながることで、まちには新たな魅力が生まれています。空き家・空き店舗の活用も少しずつ広がっています。引き続き、活用可能な物件の掘り起こしを行うとともに、物件活用をサポートする「リノベーションパートナー」企業を紹介することで、さらなるマッチングの促進を図ります。
また、北部地域は、昨年放送された大河ドラマ「べらぼう」により、多くの関心を集めました。この盛り上がりを一過性のものとしないため、旅行ガイドブック「地球の歩き方」の特別版として、小冊子「江戸たいとうの歩き方~蔦屋重三郎」を発行しました。10月からは、文化発信拠点となる「江戸粋耕書堂」を期間限定で開設するとともに、同時期に蔦重ゆかりの地を巡るデジタル版スタンプラリーを実施し、区内回遊の促進を図ります。
さらに、11月には、若年層をターゲットとしたファッション誌に、北部地域周辺の皮革関連事業者の情報を掲載し、地域産業の魅力を発信します。
清川二丁目プロジェクトを契機として、これまで以上にまちづくり・文化・観光・産業が連携し、それぞれの取り組みを進め、そこで生み出された新たな賑わいと活力を区内全域に波及させ、本区の更なる活性化へとつなげてまいります。
持続可能な観光地づくりについて
併せて、区民生活と調和のとれた観光地を実現するため、区では全庁を挙げて、総合的な対策を進めています。混雑を緩和するための「手ぶら観光」の促進や、ポイ捨て防止のマナー啓発など、様々な事業を実施しているところです。
改正後の「住宅宿泊事業の運営に関する条例」を10月に施行し、民泊の適正な運営確保に向けて取り組んでまいります。また、さらなる対策の強化を図るため、都市計画法に規定する住居専用地域と文教地区での令和9年1月以降の新たな営業を禁止する条例改正議案について、本定例会に提出しています。これらの取り組みにより、静穏な居住環境の維持に努めてまいります。
観光客で特に賑わう春、また秋の時期には、浅草周辺において、観光バスの乗客の滞留や交通支障が課題となっていたことから、今年度より乗降場の誘導員等を増員しました。さらに、区外にある「丸ノ内鍛冶橋駐車場」の令和9年4月からの利用に向けて、東京都道路整備保全公社と協議を進めてまいります。
引き続き、地域住民と来街者がともに快適に過ごせる環境整備に取り組み、区民生活と調和した観光地づくりを推進してまいります。
安心して子育てができる環境整備について
次に、安心して子育てができる環境整備について申し上げます。
近年、本区の出生数は増加しており、今後さらなる保育需要の高まりが見込まれることから、保育提供体制の拡充を図ります。
令和9年度の開設に向けて、根岸五丁目施設に1歳児及び2歳児の子供を対象とした期間限定の定期利用保育室を整備します。さらに、三筋保育園の改築により、保育室を拡充するとともに、医療的ケア児の受け入れに向け、バリアフリー対応施設としての整備を進めます。
引き続き、子育て家庭のニーズを踏まえた保育提供体制を確保し、「こどもまんなか社会」の実現に向けて取り組んでまいります。
本定例会には「令和7年度東京都台東区一般会計歳入歳出決算」ほか19件の議案を提出しています。よろしくご審議のうえ、いずれも可決賜りますようお願い申し上げます。
以上をもって、私の発言を終わらせていただきます。
(注 本文は口述筆記ではないため、表現その他若干の相違があります。 )
服部区長
お問い合わせ
企画課
電話:03-5246-1013
ファクス:03-5246-1019













