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令和元年度 「 M=m」 元場 葵

ページID:922320017

M=m

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( 陶土 )

制作者よりこれは、光の記録。陶磁器とは光の記録装置であり、炉内は疑似的な宇宙空間である。
薪窯内に於いて、焔は太陽と同様にガスを発して還元炎をつくりだす。灰等の塵も混じり、焔(光)は質量をもつ。
日常感じている太陽からの光[明るい、温かい]には、実際には物質が伴っている。それらは宇宙から降り注ぎ、私達も変容し続けている。地球の分身である土を焼くということは、太陽と地球の接触点を記録することだ。
2度と同じ瞬間は訪れない光の活動を目に見え、触れることができるものとして残すこと。陶芸の研究・表現を通して、宇宙のエネルギーと私達の世界との関係を顕してゆきたい。
作者の紹介1994 年愛知県蒲郡市生まれ(東京都在住)
2016 年東京藝術大学美術学部工芸科入学
2017 年同大学陶芸専攻
2019 年愛知県蒲郡市に築窯
2020 年学部卒業(予定)
修士課程入学(予定)
主な展示会2015 年「いとぐち」(acoustic book cafe bar by/愛知県形原市)
2017 年工芸科二年生進級展「いちについて。」(東京藝術大学/東京都)
漆芸成果展「内包するかたち」(東京藝術大学/東京都)
金沢美術工芸大学・東京藝術大学 工芸科 合同展示「金藝展」(ギャラリーZAVA/東京都、金沢学生のまち市民交流館/金沢市)
東京藝術大学 藝祭 2017 「工芸二年有志展」(東京藝術大学/東京都)
2018 年杜窯会作陶展(日本橋三越本店)
工芸科有志展「集合場所」(富士ギャラリー新宿)
2019 年瀬戸・藤士郎トリエンナーレ
工芸科有志展「野良卒展」(東京藝術大学/東京都)
杜窯会作陶展(日本橋三越本店)
2020 年卒業制作展(東京都美術館)
受賞歴2019 年瀬戸・藤士郎トリエンナーレ入選
安宅賞
2020 年台東区長奨励賞