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王羲之・定武蘭亭序

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王羲之・定武蘭亭序

王羲之・定武蘭亭序

王羲之・定武蘭亭序

王羲之・定武蘭亭序

王羲之(303?~361?)筆/東晋・永和9年(353)/刻年不明

作品解説中国書法史上、“書聖(しょせい)”と称される王羲之の書であり、最高傑作と謳われる名品。

永和9年(353)暮春の初め、王羲之は会稽山陰(浙江省紹興)の蘭亭に名士を招いて詩会を催した。せせらぎに浮かべた杯が流れ着く前に詩を賦し、詩が出来なければ罰として酒を飲むという、文人ならではの雅宴であった。この時詠まれた詩集に王羲之が添えた序文が「蘭亭序」である。

肉筆本は、王羲之の書を愛してやまなかった唐太宗(とうのたいそう)が自分の墓に副葬させてしまったために現存しない。しかし太宗は生前、書に優れた臣下に命じて複製本を作らせていたため、これらをもとにして現在までに大量の複製本が作られた。

この“定武本(ていぶほん)”はその複製本の一つであり、唐時代初期の書の大家・欧陽詢(おうようじゅん)(557~641)の臨書と伝えられている。当館所蔵の「韓珠船本(かんじゅせんぼん)」は、韓栄光(かんえいこう)(号:珠船/清時代)がかつて所蔵していたもので、定武本系統の中でも特に古い宋拓本として知られる名品である。