こんにちは区長です(令和5年12月15日)

　12月15日（金曜日）、池波正太郎氏を9人目の台東区名誉区民として推戴しました。生涯学習センター・ミレニアムホールにて推戴式を執り行い、池波正太郎氏の姪の石塚綾子さん、そのご子息の石塚晃都さんに名誉区民称号記と記念品のトロフィーを贈呈しました。
　池波氏は、台東区で幼少期・青年期を過ごし、東京都職員として台東区役所に勤務されていました。
　江戸の下町を舞台に数々の傑作を発表し続けた時代小説の第一人者であり、その作品は、読者の心を躍らせ、多くの方に読み継がれています。今なお、映画やドラマも制作されており、舞台である「ゆかりの地」台東区へ、全国から大勢の方が訪れています。また、平成13年に開設した池波正太郎記念文庫には、毎年4万人以上の方が来館されています。
　本年は、池波正太郎生誕100年記念事業と銘打ち、記念イベントの開催や作品の舞台をめぐるツアーや映画の特別上映会などを実施し、多くの皆様にご参加、ご来場いただきました。
　このように池波氏の作品は、生誕100年を迎えた今も人々を魅了し、長きにわたり台東区の魅力を発信し続けています。
　多くの人々の心に生き続けている作品を生み出した池波氏へ名誉区民の称号を贈り、その功績を後世に継承してまいります。