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流行性角結膜炎(はやり目)

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更新日:2025年10月28日

流行性角結膜炎とは

流行性角結膜炎は、アデノウイルスが原因の感染症です。「はやり目」として知られています。
アデノウイルスは、感染力が強いため、容易にほかの人に感染させてしまう可能性があります。
流行性角結膜炎は、1~5歳を中心とする小児に多いといわれていますが、成人も含めて幅広い年齢でみられます。夏に多く発生する傾向にありますが、1年を通してみられる感染症です。

感染経路

感染経路は、接触感染です。患者の目やにや涙を触った手指や、タオル類、消毒不十分なプール水などを介して感染します。

主な症状

潜伏期間は、1~2週間程度です。
発症すると、大量の目やにや結膜の充血、まぶたのむくみ、涙、目の痛み、まぶしさ、目のかゆみなどがみられます。ほとんどが自然治癒しますが、子どもや高齢者などでは、まぶたの裏に偽膜(ぎまく)という白い膜ができ、眼球と粘膜がくっついてしまうことがあります。また、角膜に混濁をおこすと視力低下の可能性もあるので、発症した場合は受診しましょう。

治療

特別な治療法はありません。
症状に応じた治療が中心で、炎症を抑える点眼薬を使用します。

予防方法

ワクチンは開発されていません。
有効な予防方法は、手洗いの徹底です。液体せっけんを使用し、流水で30秒以上かけて洗ってください。
もし、身近な人が流行性角結膜炎にかかったら、タオル類の共用は厳禁です。
ドアノブやスイッチなど、人が触れる場所の消毒が重要ですが、アルコール消毒が効きにくいタイプのウイルスであるため、環境の消毒には塩素系消毒薬を使って消毒をしましょう。
また、日常的に手洗いを徹底するなど、一般的な感染症対策を続けていくことが重要です。

出席停止期間

学校保健安全法では、「感染の恐れがないと医師が判断するまで出席停止」とされています。

お問い合わせ

台東保健所 保健予防課感染症対策担当

電話:03-3847-9476

ファクス:03-3847-9424

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