急性出血性結膜炎
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更新日:2025年10月28日
急性出血性結膜炎とは
急性出血性結膜炎は、エンテロウイルス・コクサッキーウイルスが原因の感染症です。
6歳以下の小児、特に1~4歳に多くみられます。1年を通してみられる感染症です。
感染経路
感染経路は、飛沫感染、接触感染です。患者の目やにや涙を触った手指や、タオル類などを介して感染します。
主な症状
潜伏期間は1~2日間です。
発症すると、強い目の痛みや異物感、目やに、結膜の充血などがみられます。悪化すると結膜下出血(結膜の下にある小さい血管が破れて出血する状態)が生じることがあります。通常の経過であれば、1週間程度で自然治癒します。
ごくまれに、手足の運動麻痺がでる場合があります。
治療
特別な治療法はなく、症状に応じた治療が中心です。
予防方法
ワクチンは開発されていません。
有効な予防方法は、手洗いの徹底です。液体せっけんを使用し、流水で30秒以上かけて洗い残しのないように手を洗いましょう。
ドアノブやスイッチなど、人が触れる場所の消毒が重要ですが、アルコール消毒が効きにくいタイプのウイルスであるため、環境の消毒には塩素系消毒薬を使って消毒をしましょう。
もし、身近な人が急性出血性結膜炎にかかったら、タオル類や洗面具の共用は避けましょう。
出席停止期間
学校保健安全法では、「感染のおそれがないと医師が認めるまで出席停止」とされています。
登園を再開した後も、手洗いを励行することが重要です。
お問い合わせ
台東保健所 保健予防課感染症対策担当
電話:03-3847-9476
ファクス:03-3847-9424













