浅草橋地区

　浅草橋地区は、区の南に位置し、東は隅田川、南は神田川が流れ、それぞれ墨田区と千代田区・中央区に隣接しています。江戸の昔から交通の要所として産業や文化が発展した地域で、浅草橋駅周辺や江戸通り沿いには、現在も玩具、人形、文具などの問屋が軒を連ねています。
　近年はさらに、ビーズなどのアクセサリーパーツや手工芸用品の店も増え、ものづくりの街としても活気にあふれています。また、花柳界の名残として船宿（屋形船）が多数存在し、江戸名所図会をはじめ、浮世絵にも描かれた史跡や文化財が残る歴史ある町でもあります。
　浅草橋地区には13の町会があり、毎年5月には、会場周辺の道路に植えられたマロニエの花の見ごろに合わせ、「浅草橋紅白マロニエまつり」が開催されます。阿波踊りなど地元団体の演舞が間近に見られるパレード、さまざまな模擬店が賑やかな「広場」や、地場産業など浅草橋の魅力がギュッとつまった「市」、風情ある屋形船、落語を身近に楽しめる寄席など、子供から大人まで楽しめるおまつりです。夏には「柳ばし盆踊り」・「柳北おどり」の二つの盆踊り大会、秋には「ハゼ釣り大会」などで盛り上がります。冬には各町会が行う「もちつき大会」など、さまざまな行事で交流を深めています。