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一石五輪塔

ページID:919644236

更新日:2024年2月27日

西福寺
平成17年登載

 石造の五輪塔は、一般に複数の部材を組み合わせて形作りますが、地輪から空輪までを一石で彫成した小型の五輪塔を特に一石五輪塔と呼びます。
 本一石五輪塔は砂岩製。総高は39.0センチメートル。空輪・風輪・火輪・水輪・地輪にそれぞれ梵字を、さらに地輪には永正5年(1508)/妙久禅尼/十一月カ四日と銘文が刻まれています。
 西福寺は、東光山良雲院松平西福寺と号する浄土宗寺院で、御府内寺社備考によるともとは三河国にあったと伝えますが詳細は不明で、天正11年(1583)に真蓮社貞誉が駿河国に一寺を建立し西福寺と号したのが始まりとされています。慶長3年(1598)神田駿河台下に移転し、その後寛永15年(1638)に当地に移転しました。
 一石五輪塔は、室町時代(15世紀半ばころ)から江戸時代初期(17世紀半ばころ)に数多く見られ、主に墓標として用いられました(逆修供養のために造立された場合もあります)。その分布は、関西地方を中心に広く確認されていますが、関東以北で中世の遺品は、僅かしか知られていません。
 本塔は関東地方でも珍しい中世の一石五輪塔です。伝来に不明な部分があり、他所からの移入品と見る向きもありますが、在地の可能性もあります。紀年銘が残されており、一石五輪塔の基準例として貴重であると同時に、今後区内の中世史を明らかにする手がかりとして重要です。


一石五輪塔

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生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)

電話:03-5246-5828

ファクス:03-5246-5814

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