下谷地区板碑群(追加)
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更新日:2010年11月4日
金嶺寺
平成15年度登載
下谷地区に現存する板碑13基は、すでに下谷地区板碑群として平成2年度に区民文化財台帳に登載されています。今回、新たに確認された板碑5基が追加登載されました。
板碑は中世に造立された石製の
金嶺寺に所在する板碑には至徳・応安・明応の年号がみえ、南北朝時代から戦国時代にかけて造立されたものです。主尊は阿弥陀如来を表す種子(キリーク)が多い中で、金剛界大日如来(バン)や題目(南無妙法蓮華経)が見られるなど、バリエーションに富んでいます。とくに題目板碑は、区内ではじめて確認されました。
谷中地域は古くから人々の生活が営まれてきた場所ですが、近世以降の開発で中世の痕跡はほとんどみられません。その中で、板碑はその土地に根付いた民衆信仰の一端を知る上で貴重な資料です。
下谷地区板碑群
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