台東区入谷遺跡下谷二丁目1番地点出土近世資料一括
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更新日:2017年9月25日
台東区教育委員会
平成24年3月登載
入谷遺跡は、上野台東方の低地に立地する遺跡です。今までに2回調査を実施し、近世町屋・寺院関係が発掘されています。江戸時代、当地は豊島郡坂本村といい、西には寛永寺境内地が広がり、日光街道沿いに東叡山領の町屋や寺院等が連なっていました。本遺跡地には近世後期に浄土宗良感寺が所在していました。
当地周辺では近世後期から近代にかけて「入谷土器」という植木鉢や灯明具等を生産していたようです(「東京府史料」)。また1730年代頃、京焼陶工の
出土遺物は、瀬戸美濃産・肥前産・京信楽産、淡路みん
本資料は、江戸時代の生活の多様な面を示すものであり、現在にも繋がるまじないの資料である墨書木製品等興味深い内容が見られ、特に「入谷土器」に関係する資料は、忘れられていた台東区内の産業に関わる貴重なものです。
出土資料
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