木造阿弥陀如来立像(廣楽寺)
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更新日:2010年11月4日
廣楽寺
平成9年度登載
平安時代中期から鎌倉時代は、天災・飢饉や戦乱が続き、仏の教えが絶えてしまう世、
こうした教えを
当時の人々の極楽浄土への希求、阿弥陀如来の来迎を願う気持は、仏像としての阿弥陀如来の形にも変化をもたらし、鎌倉時代初期の仏師快慶によって、左足をやや前に踏み出した
廣楽寺の本尊木造阿弥陀如来立像は、総高81.4センチメートル。典型的な来迎形の阿弥陀如来像です。また、輪郭を卵形にした温和な顔、彫刻技術の堅実さは、同形の阿弥陀如来像の中でも優れたものに属しています。このようなことから、本像の制作年代は鎌倉時代中期頃(13世紀半ば)と考えられます。
本像は、廣楽寺の伝承によれば江戸時代初期には大久保
木造阿弥陀如来立像
立像側面
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