木造閻魔王坐像
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更新日:2010年11月4日
立善寺
平成7年度登載
日蓮宗
像容は、ほぼ
像の底部に記された銘文によって、さまざまなことが判ります。作者は
本像については、文政12年(1829)編集の御府内備考 続編立善寺の項にも記されており、当時、すでに立善寺に納められていたことは確実です。しかし、閻魔王像を安置する日蓮宗寺院は少なく、立善寺所蔵の記録類には銘文中の法名がまったく見えませんので、本像は文政12年までに他の寺院から移されたものであると推定できます。
江戸時代の仏像彫刻は、一部をのぞき定型化した像が多くなりますが、本像は忿怒の形相、道服の表現などに高い彫技を看取することができます。その上、銘文により作者・製作年代・制作目的が明らかであるため、江戸の彫刻美術や閻魔信仰の様相を考える上で、貴重な遺品のひとつです。
木造閻魔王坐像
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